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漢方偉人伝 香川修庵(かがわしゅうあん)

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「漢方偉人伝 香川修庵(かがわしゅうあん)」を公開しました!

「キツネ憑き」を否定した江戸のリアリスト――香川修庵という名医

江戸時代に、

「キツネ憑きは迷信だ」

と科学的に否定した医師がいたことをご存知でしょうか。

その人物が、
香川修庵
です。

彼は江戸中期を代表する医師であり、
徹底した現実主義者として知られていました。

播磨国に生まれた異端の医師

香川修庵は1683年、
現在の
姫路市
周辺にあたる播磨国で生まれました。

当時の医学界では、

  • 中国古典の権威
  • 迷信的思想
  • 経験より理論

が重視される風潮が強くありました。

しかし修庵は、

「本当に正しいかどうかは、自分で確かめるべきだ」

と考えていたのです。

「キツネ憑き」を精神疾患と考えた

修庵の最も有名な功績が、

「狐憑き否定」

です。

当時、奇妙な行動や精神異常は、

  • キツネ
  • タヌキ
  • 怨霊

などの仕業と信じられていました。

しかし修庵は著書の中で、

「これは脳の病であり、動物の祟りではない」

と断言します。

現代にも通じる視点

これは現代でいう、

精神疾患や神経疾患への理解

に近い考え方でした。

江戸時代にこのような視点を持っていたことは、
非常に先進的だったと言えます。

「親試実験」を重視した

修庵は、

中国医学の権威を盲信する

ことを嫌いました。

彼が重視したのは、

「親試実験(しんしじっけん)」

です。

つまり、

自分自身で試し、確かめる

という姿勢でした。

理論より実践

彼は、

「古典に書いてあるから正しい」

ではなく、

「実際に効果があるか」

を重要視しました。

この実証的姿勢は、
後の日本医学にも大きな影響を与えます。

「病気を治したところを見たことがない」という噂

修庵には奇妙な噂もありました。

それは、

「病気を治したところを見たことがない」

というものです。

実は重症患者ばかり診ていた

しかし実際には、

他の医師が見放した重病患者

ばかりが彼の元へ集まっていたのです。

つまり、

最後の希望として頼られる存在

だったとも言えます。

「医者の不養生」を嫌った

修庵は、

医者自身の健康管理

にも非常に厳しい人物でした。

心と体の両方を重視

彼は、

儒学と医学の根本は同じ

だと考えていました。

つまり、

  • 心を整えること
  • 生活を正すこと
  • 自分自身を律すること

が、医学にも必要だと考えたのです。

「我より古を作る」

修庵の有名な言葉に、

「我より古を作る」

があります。

これは、

「自分自身が新たな基準を作る」

という強い信念を表しています。

古い権威に従うだけではなく、

自ら考え、確かめ、切り開く

という彼の生き方そのものだったのでしょう。

まとめ

香川修庵は、

  • 迷信を科学的に否定し
  • 実証を重視し
  • 精神疾患への先進的理解を示した

非常に革新的な医師でした。

江戸時代という時代にありながら、

「本当に正しいものは何か」

を徹底して追求した彼の姿勢は、
現代にも通じるものがあります。

西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。
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この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦(臨床歴20年)

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦(臨床歴20年)

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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