お知らせ
脈診で体調を知る
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「脈診で体調を知る」を公開しました!
手首の脈は体からのメッセージ――東洋医学の「脈診」とは
手首の脈を触れるだけで、
体の状態が分かる
と言われたら驚くかもしれません。

東洋医学には、
「脈診(みゃくしん)」
という診断法があります。
これは手首の脈から全身の状態を読み取る、東洋医学を代表する診察法の一つです。

脈診は「切診」の重要な技術
東洋医学では、
- 望診(見る)
- 聞診(聞く・嗅ぐ)
- 問診(質問する)
- 切診(触れる)
という四診を重視します。
脈診はその中の
「切診」
に含まれる診断法です。

寸・関・尺の三か所を診る
治療家は、
- 人差し指
- 中指
- 薬指
の三本を使い、
手首の
- 寸(すん)
- 関(かん)
- 尺(しゃく)
という三つの部位を診ます。

五臓との関係
東洋医学では、
これらの部位が
- 心
- 肺
- 肝
- 脾
- 腎
などの五臓と関係していると考えられています。
脈の強さや深さ、速さなどから、
体内のバランスを読み取るのです。

健康な脈「平脈」
健康な人の脈は
「平脈(へいみゃく)」
と呼ばれます。
穏やかで安定した脈
平脈の特徴は、
- 穏やか
- 規則的
- 力強すぎず弱すぎない
ことです。
一般的には、
一呼吸に4〜5回程度
拍動するとされています。

脈は季節によって変化する
東洋医学では、
人も自然の一部
と考えます。
そのため、
脈も季節によって変化する
とされています。

春は「弦脈」
春は万物が芽吹く季節です。
この時期の正常な脈は、
弓の弦を張ったような
「弦脈(げんみゃく)」
とされています。
夏は「洪脈」
夏になると、
勢いよく流れる洪水のような
「洪脈(こうみゃく)」
が正常な脈と考えられています。

秋は「毛脈」
秋には、
鳥の羽のように軽く表面的な
「毛脈(もうみゃく)」
が現れます。
冬は「石脈」
冬は、
深く静かに沈む
「石脈(せきみゃく)」
が正常な状態とされています。

季節と脈が合わない時
もし、
季節に合わない脈
が現れた場合、
体内のバランスが崩れている可能性があります。
春なのに冬の脈
例えば、
活動的になる春に
冬のような沈んだ脈
が出る場合、
気の巡りが低下していることも考えられます。

自分でできる簡単チェック
東洋医学には、
呼吸と脈拍の関係
を見る方法があります。

一呼吸で何回脈を打つか
静かに座り、
「吸って、吐いて」
を1回と数えます。
その間に、
脈が何回打つか
を確認してみましょう。
標準は4回前後
健康な状態では、
一呼吸に約4回
脈を打つのが目安とされています。

脈が遅い場合
一呼吸で
3回以下
の場合は、
体が冷えている
「寒証」
の可能性があります。
脈が速い場合
一呼吸で
6回以上
の場合は、
体に熱がこもっている
「熱証」
が考えられることもあります。

脈は体からのサイン
東洋医学では、
脈は単なる心拍数ではなく、
体全体の状態を映し出す鏡
と考えられてきました。
ご自身の脈に少し意識を向けることで、
体調の変化に気づくきっかけになるかもしれません。

西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。


