お知らせ
あなたの症状は「表」?「裏」?
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「あなたの症状は「表」?「裏」?」を公開しました!
その症状は体のどこにある? 東洋医学で見る「表裏」の考え方
風邪をひいた時、
頭痛から始まることもあれば、
お腹の不調を感じることもありますよね。

実は、その症状が現れる場所には、
東洋医学的な意味が隠されています。
東洋医学には、
病気の状態を総合的に判断するための
「八綱(はっこう)」
という考え方があります。
今回はその中から、
病気の深さや位置を示す
「表裏(ひょうり)」
について解説します。

表証とは何か
病気が体の外側、
つまり皮膚や筋肉など表面に近い場所にある状態を
「表証(ひょうしょう)」
と呼びます。
これは風邪の初期などによく見られ、
外から侵入した病邪と体の防御力が体表で戦っている状態と考えられています。

表証の主な症状
表証では、
顎より上に症状が現れることが一つの目安になります。
代表的な症状は、
- 頭痛
- 首や肩のこわばり
- 悪寒
- 関節痛
- 発熱
などです。
また、
熱が比較的一定して続くことや、
皮膚の浅い部分で脈が触れやすい
「浮脈(ふみゃく)」
も表証の特徴とされています。

裏証とは何か
病気が体の奥、
つまり内臓や深部組織にまで進行した状態を
「裏証(りしょう)」
と呼びます。
病気が進行した場合や、
慢性化した場合によく見られます。

裏証の主な症状
裏証では、
顎より下、
特に消化器系や内臓の症状が目立ちます。
例えば、
- 喉の痛み
- 胸のつかえ
- 腹痛
- 下痢
- 便秘
などです。
また、
熱が出たり引いたりを繰り返す
「潮熱(ちょうねつ)」
や、
深く押さないと触れにくい
「沈脈(ちんみゃく)」
も裏証のサインと考えられています。

半表半裏証とは
病気は必ずしも表か裏かに分かれるわけではありません。
表から裏へ移行する途中の状態を
「半表半裏証(はんぴょうはんりしょう)」
と呼びます。
これは東洋医学で非常に重要な病期とされています。
半表半裏証の特徴
代表的な症状は、
「寒熱往来(かんねつおうらい)」
です。
これは、
寒気と発熱が交互に現れる状態を指します。
さらに、
- 胸の苦しさ
- 吐き気
- 食欲低下
- 口の苦み
なども見られます。
病気の進行方向を見る
東洋医学では、
病気は一般的に
「表 → 半表半裏 → 裏」
へ進むほど重くなると考えます。
反対に、
症状が裏から表へ移動している場合は、
病邪が外へ排出されつつある状態であり、
回復へ向かう良い兆候と判断することがあります。
顎より上か下かを意識してみる
もちろん実際の診断は、
表裏だけでなく、
寒熱や虚実なども含めて総合的に判断します。
しかし、
ご自身の症状が
- 顎より上にあるのか
- 顎より下にあるのか
を意識するだけでも、
病気の深さを考えるヒントになります。
体が発しているサインに目を向けることは、
健康管理の第一歩と言えるでしょう。
西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。


