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喉カラカラ+体が熱い!?熱を冷まし潤す漢方【白虎加人参湯】

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「喉カラカラ+体が熱い!?熱を冷まし潤す漢方【白虎加人参湯】」を公開しました!

白虎加人参湯とは?熱を冷まし、潤いと元気を補う漢方薬

体の内側から燃え上がるような熱っぽさと、水をがぶ飲みしたくなるほどの激しい喉の渇きに悩んでいませんか。

今回は、そんなつらい症状を力強く鎮める漢方薬「白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)」について解説します。

白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)。止まらない汗、強いのどの渇き、体のほてりに悩むあなたへ
本日の特製ブレンド、白虎加人参湯。燃えるような熱とカラカラの渇きに、潤いをチャージする処方
カラカラ・アツアツなあなたのための白虎加人参湯。猛烈な熱と渇きから体を救う古来の処方

こんなサインはありませんか?

白虎加人参湯は、体にこもった過剰な熱を冷まし、汗で失われた潤いと元気を同時に補う処方です。

体の中に熱い火が閉じ込められていませんか?水を飲んでも渇きが癒えない、汗が止まらない、カッと急に熱くなる。裏熱実証と潤い不足のサイン
白虎加人参湯が合うサイン:激しい口の渇き、滝のような汗、体の中から湧き上がるほてり、熱とともにだるさや軽い寒気を伴う
極限のサイン:皮膚が焼けるような強い熱感、滝のような汗と飲んでも癒えない激しい口渇、水分が抜けきって逆にゾクッとする軽い寒気
この漢方が合う人の5つのサイン:激しいのどの渇き(口渇)、汗がダラダラ出る(多汗)、尿は普通に出る(尿自利)、脈が力強く大きい(脈洪大)、ときに悪寒
体が発する3つのSOSサイン:舌は乾燥して白または黄色の苔、脈は洪大(こうだい)、飲んだ水がそのまま尿として出る尿自利

東洋医学でみる状態:裏熱実証と気津両傷

白虎加人参湯は、東洋医学で「裏熱実証(りねつじっしょう)」と呼ばれる、体の深部で熱が盛んになった状態に用いられます。

具体的には、高熱や熱中症、糖尿病などで見られるような、ほてりや大量の汗、そして極度の口の渇きが特徴です。

体の熱によって、水分である「津液(しんえき)」とエネルギーである「気」の両方が消耗してしまった「気津両傷(きしんりょうしょう)」の状態こそ、白虎加人参湯が最も得意とするところです。

体の中は真夏の砂漠状態。体の深部に激しい熱がこもる「裏熱」と、大量の汗とともに潤いが蒸発する「津液枯渇」の悪循環

熱を冷まし、潤いを補うダブルアクション

なぜ効くの?体の奥の熱を冷ます「消火」と、失われた潤い(津液)を補う「水分補給」のダブルアクション
白虎加人参湯の出番。こもった熱を冷ます消火力と、失われた水分とエネルギーを補う潤いチャージを同時にかなえる処方
猛火を消し止める「清熱瀉火」と、乾いた大地に水を注ぐ「益気生津」。熱を冷ましながら水分とエネルギーを同時に補給する

5つの生薬の役割

白虎加人参湯は、5種類の生薬から構成されています。

白虎加人参湯の5つの生薬:熱を鎮める石膏・知母、元気と潤いを補う人参、胃腸を守る甘草・粳米
冷却チームの石膏・知母が激しい熱と渇きを冷まし、潤い補給チームの甘草・粳米が冷えから胃腸を守る

石膏・知母:燃え盛る熱を冷ます

中心となるのが石膏(せっこう)と知母(ちも)。体の中で燃え盛る火を消すような、とても強い冷却作用を持っています。

火消しコンビ:石膏は体の芯の熱を強力に冷まして渇きを止め、知母は熱を冷ましながら体に潤いを補給する

人参:失われた元気と潤いを補う

処方名にもなっている人参(にんじん)が、汗とともに失われたエネルギーを補い、体の潤いを生み出して渇きを癒やします。

甘草・粳米:胃腸を守る

そして甘草(かんぞう)と粳米(こうべい)、つまり私たちが普段食べているうるち米が、強い生薬から胃腸を守り、全体の調和を整えます。

人参が消耗した元気(気)を補って潤いを生み出し、甘草と粳米(お米)が冷たい性質の石膏から胃腸を守る
なぜ人参をプラスするのか。熱を冷ますだけの白虎湯に人参を加え、汗と熱で奪われたエネルギーを補い、自ら潤いを生み出す力を回復させる

似た漢方薬との使い分け

・白虎湯(びゃっことう):まだ体力の消耗がそれほど進んでいない、熱と渇きの初期段階に
・五苓散(ごれいさん):熱が原因ではなく、体の水分バランスの乱れによる渇きに
・八味地黄丸(はちみじおうがん):体が冷えていることが前提の、高齢者の軽い渇きに。熱がこもった白虎加人参湯とは逆の状態です

似ている漢方との違い:白虎加人参湯は渇き・多汗・だるさや軽い寒気に火消しと元気チャージ、白虎湯は熱に特化、五苓散は水分の偏りを治す
その渇き、冷えからきていませんか?全身が熱い裏熱実証タイプは白虎加人参湯、下半身が冷えて夜間頻尿のある腎陽虚タイプは八味地黄丸

服用上の注意

白虎加人参湯は体を強く冷やす処方です。胃腸が弱い方、冷え性の方には向きません。汗や口の渇きがないとき、寒気が主な症状のときにも合いません。

高熱が続く、熱中症が疑われる、渇きがひどいといった場合は、まず医療機関を受診してください。

注意点:石膏が体を強く冷やすため、胃腸が弱い方や冷え性の方には向かない。飲んで胃が冷えたら専門家に相談を
注意事項:胃腸が冷えて弱っている時、悪寒がメインの症状の時、汗や口の渇きがない時は合わない

まとめ

白虎加人参湯は、熱を冷ますだけでなく、汗で失われた潤いと元気を補う処方です。汗、のどの渇き、そして熱。体が発するサインと向き合い、ご自身に合った漢方を選ぶことが大切です。

本日のおさらい:白虎加人参湯は熱を冷ますだけでなく、汗で失われた潤いと元気を補う処方
体のサインに耳を澄ませて。汗、のどの渇き、そして熱。体が発するサインと向き合い、自分に合う漢方を見つける
熱と渇きにエネルギーまで奪われそうになった時、白虎加人参湯が体を潤し火照りを静かに鎮める

西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。

自分の症状にどのような漢方薬が合っているか、漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦(臨床歴20年)

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦(臨床歴20年)

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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