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くり返す鼻炎・ニキビに!体質から整える漢方【荊芥連翹湯】
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「くり返す鼻炎・ニキビに!体質から整える漢方【荊芥連翹湯】」を公開しました!
荊芥連翹湯とは?慢性炎症体質を改善する漢方薬
鼻づまりや繰り返すにきびが何年も治らない。そんな悩みの背景に、体質そのものが関わっているかもしれません。
その体質を改善する漢方薬が、荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)です。


こんなお悩みはありませんか?
使われる主な症状は、蓄膿症、慢性鼻炎、慢性扁桃炎、にきびです。中耳炎や湿疹、アトピー性皮膚炎にも用いられます。



解毒証体質とは
この処方は、一貫堂医学で「解毒証体質(げどくしょうたいしつ)」と呼ばれる慢性炎症体質の代表的な薬で、主に青年期から大人の方に用いられます。
解毒証体質の特徴は、まず皮膚の色です。浅黒く光沢があり、渋紙色と表現されます。筋肉質で、手のひらや足の裏に脂汗をかきやすい点も特徴です。
さらに、鼻、耳、喉、皮膚など、上半身に慢性的な炎症や化膿を抱えやすい傾向があります。アレルギー体質にも似ており、外からの刺激に反応しやすい体質です。




診察では、お腹の状態も重要です。腹力は中等度で、みぞおちから腹直筋が全体的に張っています。脈は弦、舌は紅色で、白黄色の苔が見られます。八綱分類では裏熱虚証です。

17種類の生薬の役割
この処方は17種類の生薬からなり、体内の熱と毒を追い出します。

土台は温清飲
土台は温清飲(うんせいいん)で、これは黄連解毒湯と四物湯を合わせたものです。
黄連、黄芩、黄柏、山梔子が全身の炎症と熱を冷まし、地黄、当帰、芍薬、川芎は血を補い巡りを整えて、皮膚や粘膜を養います。




首から上の熱を発散させる生薬
荊芥、防風、薄荷、白芷は、頭や顔にこもった熱を発散させ、かゆみや赤みを抑えます。
連翹は腫れ物や化膿に使う要の生薬で、強い消炎作用と解毒作用があります。柴胡は気の滞りをほぐし、桔梗は薬効を頭や顔に届けて排膿を促し、枳殻は気を巡らせます。甘草は胃腸を守ります。





似た漢方薬との使い分け
見分けるポイントは、年齢、急性か慢性か、お腹の所見です。
・柴胡清肝湯(さいこせいかんとう):同じ解毒証体質の薬ですが、主に子供に。神経質で、首のリンパ節や扁桃腺が腫れやすい子に向きます
・葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい):体力のある人の鼻づまりや蓄膿症で、首筋や背中のこわばりが強いときに
・小柴胡湯加桔梗石膏(しょうさいことうかききょうせっこう):喉や扁桃の激しい痛みと腫れがあり、肋骨の下に強い張りがある場合に
・十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう):化膿性皮膚炎の初期に。ただし浅黒い皮膚や脂汗といった体質傾向は伴いません
・辛夷清肺湯(しんいせいはいとう):熱感のある鼻づまりや、慢性化して乾燥した鼻炎に




服用上の注意
熱を冷ます生薬が多く含まれるため、胃腸がとても弱い方や冷えの強い方には向きません。下痢や吐き気が出た場合は服用をやめて、専門家にご相談ください。


まとめ
荊芥連翹湯は、今出ている症状を抑えるだけでなく、熱がこもりやすく化膿しやすい体質そのものを整えていく漢方薬です。



西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか、漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。


