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81二陳湯の解説

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「81二陳湯の解説」を公開しました!



二陳湯:胃の不快感やむかつきに効く伝統的な漢方薬

二陳湯とは?

二陳湯(にちんとう) は、1000年以上前から使われてきた伝統的な漢方薬です。この処方は、胃の不快感やむかつき、嘔吐に悩む方に特に効果があります。胃の不調を訴える方の中でも、上腹部をたたくとぽちゃぽちゃ音がするような人に適しています。

二陳湯は、半夏(はんげ)陳皮(ちんぴ) などの5種類の生薬から構成されており、胃の不調だけでなく、めまいや動悸、頭痛などの幅広い症状にも対応します。

主な効果・適応症

二陳湯は、以下のような症状や体質に対して効果が期待されます。

  • 悪心や嘔吐
    胃の不快感や吐き気、嘔吐に特に効果的です。
  • めまいや動悸
    自律神経の乱れによる症状の改善にも役立ちます。
  • 急性・慢性胃炎
    胃の炎症や胃下垂症に対する緩和効果があります。

さらに、つわりや自律神経失調症など、さまざまな胃腸の不調にも応用されます。体力が中程度の方に適しており、特に胃にぽちゃぽちゃとした水音が感じられる場合には最適です。

類似処方との使い分け

二陳湯には、小半夏加茯苓湯五苓散 など、似た効果を持つ漢方薬が存在します。これらの処方は、症状や体質によって使い分けることが大切です。

  • 小半夏加茯苓湯
    主に、吐き気や嘔吐が強く、胃が冷えている場合に使われます。
  • 五苓散
    浮腫や水分代謝異常によるむくみがある場合に適しています。

二陳湯は、特に胃の不快感やむかつきが強い場合に優れた効果を発揮しますが、症状に応じて適切な漢方薬を選ぶことが大切です。

漢方薬の選び方

漢方薬は、体質に合っている場合に効果が最大限に引き出されます。特に、胃の不調や自律神経症状に悩んでいる方は、漢方の専門家に相談し、最適な処方を選ぶことが重要です。


自分の症状に合った漢方薬を選ぶには?

漢方薬は体質や症状によって効果が異なるため、専門家に相談することで、最も適切な処方を見つけることができます。

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