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過敏性腸症候群の漢方治療
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「過敏性腸症候群の漢方治療」を公開しました!
検査で異常なし、それでもつらい——過敏性腸症候群に漢方でアプローチ
日本人の10人に1人が抱える腸の悩みとは?
過敏性腸症候群(IBS)は、検査では明確な異常が見つからないにもかかわらず、
下痢や便秘、腹痛、膨満感などの症状が慢性的に続く病気です。
日本では成人の約10%がこの病気に悩まされているとされ、特に20代から40代に多く見られます。
また、女性は便秘傾向、男性は下痢傾向が強く、性別によって症状の現れ方にも違いが見られます。
最近ではストレスや生活習慣の乱れも大きな要因とされており、心と腸のつながりが注目されています。

症状のタイプによって異なる対処法が必要
過敏性腸症候群は、大きく分けて以下の3タイプに分類されます:
- 便秘型(IBS-C):排便回数が少なく、コロコロした硬い便
- 下痢型(IBS-D):急な腹痛とともに何度もトイレに行きたくなる
- 混合型(IBS-M):便秘と下痢を繰り返す
これらのタイプによって治療アプローチは異なります。

漢方治療による根本改善の可能性
漢方医学では、単に症状を抑えるのではなく、体質全体のバランスを整えることを重視します。
過敏性腸症候群に対しては、以下のような処方が検討されます:
● 便秘型には
- 腸の動きを促進する漢方薬
- 腸内の潤いを整える生薬

● 下痢型には
- 脂質の代謝を改善する薬
- 腸の冷えを温め、吸収力を高める薬
● 混合型には
- ストレス対策と消化機能の両立を目指す処方
また、ストレスや自律神経の乱れを整える漢方薬も併用することで、
より根本的な改善を目指します。

症状がつらいときは、専門家にご相談ください
🌿 西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。
症状や体質に合わせて、あなたにぴったりの漢方薬をご提案します。
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(ご住所の詳細はまだ不要です。お気軽にご記入ください)

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。


