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高プロラクチン血症の漢方治療
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「高プロラクチン血症の漢方治療」を公開しました!
二人目不妊の影に潜む「高プロラクチン血症」とは?
授乳後のホルモンが、次の妊娠を妨げている?
近年、「二人目がなかなか授からない…」という相談が増加しています。
実際に二人目不妊の相談件数は、わずか数年で6%から16%にまで増加しており、
背景にはさまざまな要因があります。
その中でも注目されているのが、**「高プロラクチン血症」**です。

プロラクチンとは?
プロラクチンは脳の下垂体から分泌されるホルモンで、
主に母乳の分泌を促す働きを持ちます。
しかしこのホルモンには、
「次の妊娠を一時的に抑制する」働きもあることをご存じでしょうか?
出産後の授乳でプロラクチンが高まり、
その値がなかなか下がらないままだと、
排卵が起こりにくくなり、二人目の妊娠が難しくなる可能性があります。

高プロラクチン血症の症状とは?
高プロラクチン血症になると、次のような症状が現れることがあります:
- 妊娠していないのに乳汁が出る
- 月経周期が不安定になる
- 排卵がうまくいかなくなる
- 不妊症(※不妊全体の約20%が関与)
特に、月経不順や排卵障害がみられる場合は、
プロラクチン値の確認が重要になります。

漢方によるアプローチ
東洋医学では、高プロラクチン血症を「気滞」「瘀血」「肝鬱」などの体質的要因として捉え、
ホルモン分泌のバランスを整える漢方薬を用います。
さらに、血液循環を改善する漢方薬を併用することで、
排卵機能の回復やホルモンの安定が期待できます。

無事な妊娠・出産を目指して
高プロラクチン血症は、適切な管理と治療で改善が可能な症状です。
特に授乳後に月経が戻りにくい、あるいは排卵が不安定と感じたら、
早めの相談と体質に合った対応が重要です。

西漢方薬店では、オンライン漢方相談を承っております
「一人目は自然に妊娠できたのに、二人目がなかなか…」
「授乳を終えたのに月経が戻らない」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
お身体の状態と体質に合わせた漢方薬で、妊娠への道をサポートいたします。
あなたに合った最適な処方を一緒に探してまいりましょう。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。


