お知らせ
乳腺症の漢方治療
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「乳腺症の漢方治療」を公開しました!
乳腺症と漢方治療
〜しこり・痛み・分泌物異常に悩む女性へ〜
乳腺症とは?
乳房のしこりや痛み、分泌物の異常にお悩みの方へ。
これらの症状は、「乳腺症」という乳腺組織の異常が関係している可能性があります。
乳腺症は病名というより、
女性ホルモン(エストロゲン)の影響によって起こる一連の症状を指す広い概念です。
特に30代〜50代の女性に多く見られます。

代表的な症状
- 乳房のしこり(触るとコリコリ、硬い感じ)
- 張るような痛みやチクチクした痛み
- 乳頭からの分泌物(透明〜白、黄色など)
これらの症状は月経前に悪化することもあり、ホルモンバランスの影響が大きいと考えられます。
漢方による治療アプローチ
漢方医学では、乳腺症を以下のように捉え、根本改善を目指します:
- しこり →「気滞」「瘀血」による流れの滞り → 流れを整える漢方薬
- 痛み → 気の停滞・寒さ・炎症など → 鎮痛と循環改善を目的とした処方
- 分泌異常 → 水の代謝とホルモンの乱れ → 分泌の抑制と体質調整を併せた処方
また、授乳後に見られる乳腺の張りや詰まりなども、漢方では比較的対応しやすい症状の一つです。

改善の目安と経過
- 漢方薬の効果は通常1~3ヶ月程度で現れることが多く、
痛みについては数週間以内に改善するケースも見られます。 - 乳がんと違い命に関わることは少ないですが、
長期的に繰り返すケースもあるため、早めの対策が大切です。

自分に合った処方選びが大切です
乳腺症は、「〇〇に効く漢方薬」という一律の対応では改善が難しい症状です。
体質や症状の出方に合わせて処方を選ぶことが、改善の鍵となります。

西漢方薬店のご案内
西漢方薬店では、乳腺症をはじめとした女性特有の症状に対し、
オンラインでの漢方相談を行っております。
📍ご相談はこちら https://nishi-kanpou.com/contact
体質やお悩みに合わせて、専門家が丁寧に対応いたします。
「しこりや痛みが気になるけど、病院に行きにくい…」という方も、お気軽にご相談ください。
漢方薬は、体質に合ってはじめて効果を発揮します。
ご自身の症状に合った処方を見つけ、安心できる毎日を目指しましょう。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。


