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中心性網膜症の漢方治療

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「中心性網膜症の漢方治療」を公開しました!

中心性網膜症──働き盛りの男性に多い、視界のゆがみとその背景にあるストレス


視界の中心が暗く、歪んで見える?それは「中心性網膜症」かもしれません

視野の中心が見えにくくなったり、物が歪んで見える症状がある場合、
中心性網膜症(ちゅうしんせいもうまくしょう)」の可能性があります。

この病気は、**網膜の中心部である黄斑(おうはん)**の下に水が溜まり、
網膜が剥がれていくことで視力障害を引き起こすものです。

放置してしまうと視力の著しい低下や、最悪の場合は失明にもつながるため、
早期の対処が非常に重要です。


働き盛りの男性に多く、原因の多くは「ストレス」

中心性網膜症は、30~50代の男性に多く見られます。
その背景には、慢性的なストレスや過労、睡眠不足が大きく関わっていると考えられています。

主な症状としては以下のようなものが挙げられます:

  • 視界の中心が暗くなる(中心暗点)
  • 直線が歪んで見える(視野湾曲)
  • 一部が欠けて見える(視野欠損)
  • 視力の低下やかすみ

病院での治療と漢方治療の違い

病院では、薬物療法やレーザー治療が一般的ですが、
明確な原因が不明で再発も多いため、改善が見られないケースも少なくありません。

そうした中で、漢方治療が注目されています。


漢方でのアプローチ:3つの視点から改善をめざす

東洋医学では、以下の3つの観点から中心性網膜症を捉えます:

  1. ストレスの軽減(肝気の調整)
  2. 老化への対応(腎精の補充)
  3. 水の流れの改善(水滞の解消)

特に、水の流れを整える漢方薬は、網膜下に溜まった水分の排出を助け、
視力の回復をサポートします。


自然治癒を待つのではなく、早めの対策を

この病気は、数ヶ月から数年で自然に治癒することもあると言われています。
しかし放置すると網膜剥離や加齢黄斑変性などの重篤な病気へ移行するリスクもあります。

漢方薬は、中心性網膜症の改善だけでなく、
他の眼疾患の予防や体全体の調整にも役立ちます。


体質に合った治療で、視力を守りましょう

漢方薬は体質に合って、はじめて効果を発揮するものです。
そのため、自分に合った処方を見つけることが何よりも大切です。

🌿西漢方薬店では、オンラインでの漢方相談を行っております。
目の症状や生活習慣から、最適な漢方薬を一緒に見つけていきましょう。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦(臨床歴20年)

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦(臨床歴20年)

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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