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お知らせ

耳鳴りの漢方治療

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「耳鳴りの漢方治療」を公開しました!

【漢方でケア】10人に1人が悩む「耳鳴り」の本当の原因とは?


耳鳴りの原因、その多くは「ストレス」?

日本人の10人に1人が耳鳴りを経験しているといわれています。
「キーン」「ジー」「ピー」など、周囲に音源がないにもかかわらず聞こえてくるこの症状、
実はその原因の多くがストレスによる自律神経の乱れであることをご存知でしょうか?

ストレス状態では脳が過敏になり、普段は気にならないような体内音や環境音に敏感になり、
それが耳鳴りとして知覚されてしまうのです。


難聴やめまいとの関係も

耳鳴りは難聴やめまいと併発しやすいことが知られており、
特に高音域の聴力低下との関連が指摘されています。
耳鳴りを感じ始めたときには、聴力のチェックも重要です。


東洋医学から見る耳鳴りの原因

漢方の視点では、耳鳴りの主な原因は以下の2つに分類されます:

① 腎虚(じんきょ)

  • 老化による腎のエネルギー低下
  • 足腰の冷え、頻尿、腰痛、倦怠感などを伴いやすい

② 内熱(ないねつ)

  • ストレスや疲労の蓄積による体内の熱
  • のぼせ、ほてり、寝汗、イライラ感などの症状と併発することが多い

これらの体質が、耳鳴りという症状として表れてくるのです。


漢方治療の考え方と処方例

漢方では、**「耳だけを治す」のではなく「身体全体のバランスを整える」**ことを重視します。

  • ストレスが主因 → 気の巡りを良くする処方
  • 難聴が伴う → 肝や腎を補う処方
  • 腎虚タイプ → 老化予防の補腎薬
  • 内熱タイプ → 熱を冷まし、気を鎮める処方

一人ひとりの体質・生活状況・症状の出方を丁寧に見極めて、オーダーメイドの処方が行われます。


耳鳴りは「我慢せず、早めの対策を」

耳鳴りは一度気になり始めると、慢性化しやすい症状でもあります。
「気のせいかも」と思わずに、早めのご相談・対処がとても重要です。


自分に合った漢方薬を見つけるために

漢方薬は体質に合ってこそ効果を発揮します。
「何を飲んだらよいかわからない」「市販薬で改善しなかった」という方も、
まずはご自身の症状や体質を詳しく見つめ直すことから始めましょう。


西漢方薬店ではオンライン相談を承っております

耳鳴りでお悩みの方に、体質や症状に合った最適な漢方薬をご提案いたします。
お気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦(臨床歴20年)

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦(臨床歴20年)

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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