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良性発作性頭位めまい症の漢方治療
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「良性発作性頭位めまい症の漢方治療」を公開しました!
良性発作性頭位めまい症とは?──頭を動かすだけで起きる回転性のめまい、その原因と漢方治療
頭の動きで突然起こる「ぐるぐる回る」めまい
「寝返りを打った瞬間に、天井がぐるぐる回り出した」
「洗面所で顔を上げたとたん、強烈なめまいに襲われた」
そんな経験がある方は、**良性発作性頭位めまい症(BPPV)**の可能性があります。
これは、頭の位置を変えたときに突発的に起こる回転性のめまいで、
年間10万人あたり約200人が発症するといわれる、比較的よく見られる病気です。

原因は「耳石」が三半規管に迷い込むこと
良性発作性頭位めまい症は、内耳にある「耳石(じせき)」が何らかのきっかけで剥がれ落ち、
バランス感覚を司る三半規管に入り込むことで、誤った動きの信号が脳に伝わり、
強いめまいが生じます。

こんな動きで発症しやすい:
- 寝返りを打つ
- 下を向く
- 顔を上げる
- 枕の高さを変えたとき
よくある原因:
- 加齢による耳の変化
- デスクワークやスマホ使用による運動不足
- ストレスや寝不足
※メニエール病とは異なり、耳鳴りや難聴は通常伴いません。

症状の特徴と経過
- 回転性のめまい(数秒〜1分ほど続く)
- 吐き気や気持ち悪さを伴うこともある
- 数日〜数週間で自然におさまるケースもあるが、再発率が高い
良性発作性頭位めまい症と漢方治療
東洋医学では、このようなめまいを「水の巡りの乱れ」としてとらえます。
耳の中のリンパ液や水分代謝の滞りが、平衡感覚の不調を引き起こしていると考えられています。

漢方のアプローチは主に次の通り:
- 水の流れを良くする漢方薬
→ 内耳の水分代謝を整える - 血流を促す漢方薬
→ めまいとともに起こる立ちくらみへの対応 - ストレスを和らげる漢方薬
→ 再発を防ぐ体質改善に有効

改善までの期間と再発予防
実際の治療例では、
漢方薬の服用を1〜3ヶ月程度続けることで、症状が大幅に軽減されたというケースも多数あります。
しかし、この病気は再発しやすいことでも知られています。
そのため、**一時的な症状の改善だけでなく、「体質の根本改善」**を目指すことがとても大切です。

ご自身に合った治療を見つけるために
漢方薬は、その人の体質に合ってこそ、本当の効果を発揮します。
西漢方薬店では、オンラインでの体質相談・漢方相談を行っております。
- 「めまいが長引いて不安」
- 「薬を飲んでも改善しない」
- 「根本から体質を改善したい」
このようなお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。
経験豊富な専門家が、あなたの体質と症状に合わせた最適な漢方処方をご提案いたします。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。


