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お知らせ

血管運動性鼻炎の漢方治療

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「血管運動性鼻炎の漢方治療」を公開しました!

アレルギー検査は陰性なのに鼻水が止まらない?

血管運動性鼻炎と漢方治療の可能性


「アレルギー検査では陰性だったのに、年中鼻水や鼻詰まりが続いている」
そんな悩みを抱えている方は、**血管運動性鼻炎(非アレルギー性鼻炎)**かもしれません。

この病気は、花粉やダニなどの特定のアレルゲンが関与しないにもかかわらず、
くしゃみ、鼻水、鼻づまりといったアレルギー性鼻炎と似た症状を引き起こします。


原因はアレルギーではなく「自律神経」や「環境刺激」

血管運動性鼻炎は、以下のような要因が複雑に絡み合って起こるとされています。

  • 寒暖差や気圧の変化
  • 自律神経の乱れ
  • ストレスや疲労
  • 冷房や暖房の使用環境
  • 香料、タバコ、湿度などの刺激

西漢方薬店では、これらの要因を丁寧に問診し、体質と環境の両面から漢方薬を選択しています。


症状別に合わせた漢方治療のアプローチ

症状や体質によって漢方薬は使い分けられます。

症状処方方針
鼻水が多い水の巡りを良くする漢方薬(利水剤)
鼻詰まりが強い気の巡りを促し血流を改善する漢方薬
ストレスが原因気滞を解消する漢方薬
慢性疲労が背景にある補気・利水を同時に行う処方

実際の改善例をご紹介

  • 症例1:鼻詰まりが主訴の40代女性
     → 炎症を抑える漢方薬と気の巡りを良くする処方で、1ヶ月で呼吸が楽に
      半年後には症状消失し、快適に過ごせるように。
  • 症例2:寒暖差で悪化する20代男性
     → 疲労回復と水分代謝を促す処方で、1ヶ月で改善傾向

病院の薬で効果がなかった方も、体質に合った漢方薬で症状が軽減・消失した例は少なくありません。


あなたの体質に合った治療を

血管運動性鼻炎は**「アレルギーが原因ではない鼻炎」**として見過ごされがちですが、
漢方医学では自律神経や水の巡りの乱れとして捉えることで、
本質的な改善を目指すことが可能です。


漢方薬は体質に合って、はじめて効果を発揮します。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか、ぜひ漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦(臨床歴20年)

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦(臨床歴20年)

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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