お知らせ
後鼻漏の漢方治療
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「後鼻漏の漢方治療」を公開しました!
毎日続く後鼻漏と咳、漢方で根本改善できる理由とは?
後鼻漏とは?鼻水が喉に流れて不快な症状に
毎日、鼻水が喉に流れて不快感や咳が止まらない――。
このような「後鼻漏(こうびろう)」の症状は、実は漢方薬で根本的な改善が期待できるのをご存知でしょうか?

後鼻漏の4つの原因とは?
西漢方薬店では、後鼻漏の原因を主に次の4つに分類しています。
- 副鼻腔炎(蓄膿症)
- アレルギー性鼻炎
- 鼻茸(はなたけ)
- 上咽頭炎(じょういんとうえん)
それぞれの原因に応じて適切な漢方処方を選ぶことで、長引く症状にも対応可能です。

鼻水の色で処方を判断する漢方のアプローチ
特に注目しているのが鼻水の色です。
- 黄色い鼻水:炎症が強く出ているため、炎症を抑える漢方薬を中心に処方
- 透明〜白い鼻水:アレルギー反応が関与していることが多いため、アレルギーを整える漢方薬を基本に処方
さらに、体内の「水の巡り」が悪いタイプには、水の流れを整える漢方薬も併用します。

実際の改善例
ケース①:咳を伴う透明な鼻水に悩んだ方
アレルギー体質による後鼻漏に対して、
「アレルギーを抑える漢方薬」と「水の巡りを整える漢方薬」の併用を行ったところ、
3ヶ月後には症状がほぼ消失しました。

ケース②:6年間、後鼻漏に悩んでいた方
膿のような鼻水が続いていた方には、
「膿を除く漢方薬」と「鼻の炎症を取る漢方薬」を組み合わせ、
1年後には治療が完了しています。

原因不明でも大丈夫。漢方は「証(しょう)」で選びます
漢方では、たとえ原因が西洋医学的に特定できなくても、症状や体質に応じて薬を選ぶことが可能です。
そのため、病院で処方された薬で改善が見られなかった方にも、東洋医学的なアプローチが有効です。

痰と咳の関係も見逃さずに
後鼻漏による痰が喉に絡むことで、咳が出てしまうケースも多く見られます。
漢方薬で痰を改善することで、結果的に咳も自然と軽減されるのです。
一人ひとりに最適な処方を。まずはご相談を
漢方薬は体質に合ってこそ効果を発揮するもの。
「どの漢方薬が自分に合うのかわからない」と感じる方は、ぜひ専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。


