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お知らせ

慢性上咽頭炎の漢方治療

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「慢性上咽頭炎の漢方治療」を公開しました!

のどのイガイガ、後鼻漏、痰…治らない慢性上咽頭炎は漢方で根本改善を


「のどがイガイガして話しづらい」
「痰がからむ、常に何かが喉に落ちている感じがする」
「病院の薬を飲んでもよくならない」

こうした不快な症状を抱える方の中に、実は慢性上咽頭炎が隠れているケースが増えています。
そして近年、この上咽頭炎に対する漢方治療が注目されているのです。


上咽頭炎とは?

「上咽頭」とは鼻の奥にある空間で、空気中のウイルスや細菌をブロックする免疫器官の役割を果たします。
しかし、ホコリやアレルゲンの影響を受けやすく、炎症が慢性化しやすい場所でもあります。


原因は複合的──アレルギーや副鼻腔炎が引き金に

慢性上咽頭炎の原因はさまざまです:

  • 細菌・ウイルス感染
  • アレルギー性鼻炎
  • 副鼻腔炎の併発
  • 寒暖差、ストレス、疲労による免疫力低下

これらが絡み合うことで、のどの奥の粘膜が慢性的に炎症を起こす状態が続きます。


病院の薬で治らない?──そんなときは漢方の出番

西洋医学では抗生物質やステロイドなどの対症療法が中心となりますが、
長引く慢性炎症に対しては限界を感じている方も多いはずです。

そこで注目されているのが、「体質に合わせて根本改善を目指す漢方治療」です。


西漢方薬店のアプローチ

当店では、慢性上咽頭炎の原因を3つの側面から捉え、
それぞれに対応した漢方薬の組み合わせ治療を行っています。

🔸 1. 炎症そのものを取る漢方薬

喉や鼻の粘膜の腫れ・赤みを鎮める基本処方です。

🔸 2. 痰の色で処方を使い分け

  • 黄色い痰:菌感染が疑われるため「膿を除く漢方薬」
  • 白・透明の痰:アレルギー反応の可能性があるため「水の巡りを良くする漢方薬」

🔸 3. 鼻〜喉の連携に注目

副鼻腔炎を併発しているケースでは、鼻からの治療もあわせて行います。


実際の改善例

  • 3年もの間イガイガに悩まされた患者さん:2種類の漢方薬を併用し、2ヶ月で痛みが軽減、1年後には症状が完全消失。
  • 副鼻腔炎も併発していた方:約8ヶ月で後鼻漏・咳・鼻詰まりすべてが改善。

まとめ:のどの不快感が続く方へ

慢性上咽頭炎は、一見「のどの風邪」として見過ごされがちですが、
体質から治すことを目指す漢方薬なら、根本的な改善が期待できます。


まずは体質チェックから

漢方薬は体質に合って、はじめて効果を発揮します。
同じ上咽頭炎でも、体質や症状によって必要な処方はまったく異なります。


📩 西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談を行っています。
病院でなかなか改善しなかった方も、ぜひ一度ご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦(臨床歴20年)

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦(臨床歴20年)

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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