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お知らせ

ベーチェット病の漢方治療

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「ベーチェット病の漢方治療」を公開しました!

【難病ベーチェット病と漢方治療】繰り返す炎症と潰瘍に体質からアプローチ

― 症状を抑えるだけでなく「再発しにくい体づくり」を目指して ―


ベーチェット病は、全身のあらゆる場所に繰り返し炎症や潰瘍が現れる慢性の炎症性疾患で、現代医学においても根本的な治療法は確立されていない難病とされています。


繰り返す潰瘍と全身の炎症

主な症状は以下のように多岐にわたります。

  • 口内炎(再発性アフタ)
  • 目の炎症(ぶどう膜炎)
  • 外陰部潰瘍
  • 皮膚症状(結節性紅斑 など)

このように、口・目・性器・皮膚などに繰り返し症状が出現し、
中には関節炎や血管炎、中枢神経症状を呈するケースもあります。

発症年齢は30〜50代に多く、特に女性に多いのも特徴です。


現代医学でも原因は不明

ベーチェット病は自己免疫疾患の一種とされ、
遺伝的な背景(HLA-B51の関与)や、細菌・ウイルスなどの環境要因との関係が疑われていますが、明確な原因は解明されていません。

そのため、現在は症状のコントロール再発の予防が治療の中心となっています。


東洋医学から見るベーチェット病

―「熱」と「血」の乱れが鍵 ―

東洋医学では、ベーチェット病の背景に以下のような体内バランスの乱れがあると捉えます。

  • 胃熱・肺熱・血熱 … 炎症の原因となる体内の“熱”のこもり
  • 血虚(けっきょ) … 血の不足により免疫力や修復力が低下

このため、東洋医学的な治療では「体内の熱を冷ますこと」と「血を補うこと」が重要となります。


漢方治療の方針とメリット

✅ 炎症を鎮める

→ 清熱薬・涼血薬などを用い、こもった熱を取り除きます。

✅ 免疫の偏りを整える

→ 免疫過剰を抑えるために、体質を整える補剤を使用します。

✅ 血虚を補い、再発しにくい体に

→ 血の巡りを改善し、組織の修復をサポートします。

漢方は「その場しのぎ」ではなく、体質そのものの改善を目指す治療です。
長年症状に苦しんでこられた方にとっては、新たな治療選択肢となりうるのです。


大切なのは「体質に合った処方」と「継続」

漢方薬は、誰にでも同じように効くわけではありません。
「口内炎がひどい」「皮膚症状が中心」「下痢をしやすい」「疲れやすい」など、その人の体質や症状の出方に応じた処方の選択が重要です。

また、再発を防ぐためには一定期間の継続服用も不可欠です。


オンライン漢方相談を受付中

西漢方薬店では、オンラインでの漢方相談を行っています。
ベーチェット病でお悩みの方も、まずは一度ご相談ください。

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この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦(臨床歴20年)

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦(臨床歴20年)

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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