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強皮症の漢方治療

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「強皮症の漢方治療」を公開しました!

強皮症(全身性硬化症)と漢方治療の可能性

強皮症という病気をご存知でしょうか。
指先が白くなったり紫色になったりするレイノー現象から始まり、最終的には皮膚が硬くなって壊疽や潰瘍まで進行する恐ろしい自己免疫疾患です。


強皮症とは

強皮症は 全身性硬化症 とも呼ばれ、30代から50代の女性に多く発症し、日本では約3万人の患者さんが苦しんでいます。
この病気の特徴は、自己免疫反応によって皮膚が硬くなり、血流が悪化して指先が凍傷のような状態になることです。

進行すると以下のような合併症を引き起こす可能性があります。

  • 間質性肺炎
  • 心不全
  • 関節のこわばり
  • 消化管の機能障害

西洋医学とその課題

現代医学では免疫抑制剤や血管拡張薬などによる治療が行われますが、根本的な治療は困難とされています。
そのため、多くの患者さんが「症状のコントロール」にとどまってしまうのが現状です。


漢方医学のアプローチ

一方、漢方治療では 症状や進行段階に応じた使い分けが可能です。

  • 初期段階
    自己免疫反応を調節する漢方薬を使用し、炎症や異常な免疫反応を和らげる。
  • 血流障害が進んだ段階
    血行を促進し、指先の循環を改善する漢方薬を処方。
  • 壊疽や潰瘍が出現した場合
    細胞の修復や再生を助ける漢方薬を併用。

このように漢方薬は、病期ごとの柔軟な対応が可能であり、強皮症に対する新たな治療選択肢として注目されています。


まとめ

強皮症は難病とされる自己免疫疾患ですが、漢方治療で改善が期待できる症例が増えています
早期からの体質改善によって、進行を抑え合併症を防ぐ可能性もあるのです。

👉 漢方薬は体質に合って、はじめて効果を発揮します。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか、ぜひ専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦(臨床歴20年)

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦(臨床歴20年)

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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