お知らせ
肝臓疾患の漢方治療
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「肝臓疾患の漢方治療」を公開しました!
肝臓の数値が悪化したとき ― 漢方薬で改善が期待できる理由
肝臓の数値が悪いと「もう改善は難しいのでは」と不安になる方も多いですが、
実は漢方治療で数値が改善したケースは数多く報告されています。
西漢方薬店では、病院の検査数値を丁寧に読み解きながら、一人ひとりに最適な漢方薬を選定しています。
検査数値で分かる肝臓の状態
- AST・ALT・γ-GTP:肝臓の炎症の指標。
特に γ-GTP はアルコール、薬剤性、脂肪肝などで上昇するため、原因特定の手がかりになります。 - 血小板数:肝硬変の進行度を測る重要な指標。
肝臓が硬くなると脾臓が腫れて血小板が破壊され、数値が低下します。
慢性的な炎症が6か月以上続くと 慢性肝炎 → 肝硬変 → 肝がん へ進行する可能性もあり、
この段階では食道静脈瘤や腹水といった重い症状が現れることもあります。

漢方治療の基本方針
症状や数値に応じて、次のように薬を使い分けます。
- 炎症がある場合:炎症を抑える薬
- 肝硬変が進んでいる場合:肝臓の硬さを和らげる薬
- 食道静脈瘤が心配な場合:血管を強くする薬
漢方薬は「体質と症状に合わせて選ぶ」ことが最も重要で、
その人に合った処方で初めて効果を発揮します。

生活習慣の改善も不可欠
肝臓の回復には食事や生活習慣も大切です。
- 脂もの、白砂糖、乳製品を控える
- 和食中心の食事
- 適度な運動で血流を整える
こうした生活改善と漢方治療を組み合わせることで、
肝臓の数値が落ち着き、再発防止にもつながります。

まとめ
肝臓病は「数値が悪化したら終わり」ではありません。
漢方薬と生活改善を組み合わせることで、数値改善や進行抑制が十分に期待できます。
👉 西漢方薬店ではオンライン漢方相談を行っています。
自分の症状にどのような漢方薬が合うのか、専門家にぜひご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。


