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つわりの漢方症例
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「つわりの漢方症例」を公開しました!
【症例紹介】妊娠中のつわりと胃痛が漢方薬で改善 ― 30歳女性の実例
妊娠初期のつわりによる吐き気や胃痛は、多くの妊婦さんを悩ませる症状です。
今回は、妊娠8週目で一日中続く激しい吐き気と胃痛に苦しんでいた30歳女性が、
漢方薬で改善された実際の症例をご紹介します。

◆ 妊娠初期のつわりと胃痛に苦しむ日々
この女性は妊娠8週目に入り、朝から夜まで続く強い吐き気と胃痛に悩まされていました。
特に夕方になると痛みが悪化し、夜も眠れないほどのつらい状態。
食事量は普段の3割ほどに減り、体力も限界に近づいていました。
さらに、彼女には次のような複雑な病歴がありました。
- 元々、胃下垂と慢性的な胃弱
- 24歳の時に膵腫瘍で膵臓半分と脾臓を全摘出
- 以降、胃薬を常用しないと胃痛が出やすい体質
このような背景から、一般的な薬やサプリメントも合わず、
ご主人が産婦人科や他の薬局に相談しても「妊娠中は使えません」と断られてしまいました。
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◆ 妊婦でも服用できる漢方薬を処方
そこで、西漢方薬店でオンライン漢方相談を実施。
丁寧な問診の結果、胎児に影響を与えない胃痛用の漢方薬を選定しました。
服用開始からわずか2日目、驚くような変化がありました。
「胃痛が軽くなって、久しぶりに眠れました」
という言葉に、ご夫婦ともに安堵されたそうです。
症状の軽減と同時に、話を聞いてもらえたことで精神的な安心感も得られました。
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◆ その後の経過
- 2週間後:胃痛がかなり治まり、吐き気もやや軽減。
体調を見ながらショウガを使った食養生を取り入れました。 - 1ヶ月後:胃痛はほぼ消失し、気分の浮き沈みも安定。
睡眠も取れるようになり、表情にも明るさが戻りました。
そして現在、無事に出産を終え、母子ともに健やかに過ごされています。
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◆ 専門家のサポートがもたらす安心
今回の症例は、薬そのものの効果に加え、
「妊娠中でも相談できる安心感」が症状改善を後押しした一例といえます。
つわりや胃痛は、身体的な要因だけでなく、
不安やストレスなど心の状態も大きく関係しています。
体質を考慮した漢方治療は、そんな心身の両面からアプローチできるのが特徴です。
👉 漢方薬は体質に合って、はじめて効果を発揮します。
妊娠中で薬が使えずお困りの方も、ぜひ一度ご相談ください。
西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。


