お知らせ
痰絡み、のどの詰まりの漢方症例
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「痰絡み、のどの詰まりの漢方症例 」を公開しました!
【症例紹介】10年続いた喉の詰まりと痰が、漢方治療でわずか2ヶ月で改善 ― 34歳女性の実例
長年の痰がらみや喉の詰まり、乾燥による咳。
それらに悩まされ続けていた34歳女性が、
漢方治療でわずか2ヶ月という短期間で劇的に回復した症例をご紹介します。

◆ 10年続いた原因不明の不快感
この女性は2013年頃から、常に喉に痰が絡むような違和感を抱えていました。
乾燥した日や季節の変わり目には咳も出て、声が出にくくなることも。
病院ではアレルギー検査を受けましたが「異常なし」。
さらに、以前試した市販の漢方薬では逆に悪化してしまい、
「もう治らないのでは」と諦めかけていました。

◆ 個別体質に合わせた漢方治療
オンライン漢方相談の結果、
上半身の血流を改善し、痰の排出を促す漢方薬を処方しました。
同時に、食養生として
- レンコン
- バジル
- ヤマイモ
を積極的に摂るようアドバイスしました。
服用開始から14日目、体に明らかな変化が。
薬を飲んで30分後に黄色い痰が出るようになったのです。
これは「好転反応(デトックス反応)」であり、
体が不要なものを排出し始めた証拠でした。
患者さんは「喉のパイプが掃除されているような感じ」と表現しています。

◆ 症状の消失と本治(根本治療)
- 1ヶ月後:突然痰が絡んで話せなくなる発作がほぼ消失。
薬の量を9割に減らしても効果が持続しました。 - 1ヶ月半後:カラオケを再開できるほど声が出やすくなり、喉の違和感もほとんど消失。
- 2ヶ月後:喉の症状が気にならなくなり、腰痛治療に切り替え。
不思議なことに、腰痛の治療用の漢方薬に変更しても、喉の調子はさらに良くなっていきました。
これは漢方医学でいう「本治(ほんち)」の効果、
すなわち根本的な体質改善によって、複数の症状が一緒に改善したことを意味しています。

◆ まとめ
この症例は、漢方薬が単に症状を抑えるのではなく、
体の内側から根本を整えることで長年の不調を改善できることを示しています。
👉 漢方薬は体質に合って、はじめて効果を発揮します。
長引く喉の違和感や痰でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。


