お知らせ
糸リフト施術後の漢方症例
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「糸リフト施術後の漢方症例」を公開しました!
糸リフト後の腫れと痛みが改善した64歳女性の症例
美容施術後に続いた強い腫れと痛み
64歳の女性は、美容外科で糸リフトの施術を受けた後、強い腫れと痛みに悩まされていました。
本来であれば数日から一週間で落ち着くはずの腫れが、1週間経っても改善せず、顔全体のむくみや圧痛が続いていたのです。
見た目だけでなく、日常生活にも支障をきたすほどの不快感を感じていました。

水分代謝と炎症を整える漢方処方
漢方相談の結果、体内に滞った「余分な水分」や「炎症の熱」が原因と考えられました。
そこで、水分代謝を促進し、腫れと痛みを和らげる漢方薬を処方しました。
この処方は、
- 体の「水の滞り(むくみ)」を排出し、
- 炎症による痛みや熱感を鎮める
という二つの働きを持ち、
「術後の回復を自然な形でサポートする」ことを目的としています。

1週間で見え始めた改善の兆し
服用開始から7日目、患者さんから「経過はいいみたいです」との報告がありました。
痛みがやわらぎ、顔全体の張りも少しずつ引いてきたとのこと。
これまで続いていた重だるさが軽減し、体も少し楽になってきたと感じられたそうです。
2週間後 ― むくみが明らかに減少
服用から14日目には「むくみは少しずつ取れて来ている」とさらなる改善が見られました。
鏡を見るたびに、顔の輪郭が戻っていくのを実感できるようになり、
外出時のマスクの違和感も減ってきたとのことでした。
体の中の“水の巡り”が改善し始めたサインでもあります。
1ヶ月〜1ヶ月半での完全回復
1ヶ月目の時点では「腫れは減っているものの、まだむくみが残る」との状態でしたが、
さらに服用を続けた結果、1ヶ月半後には「むくみもきれいに取れて、普段通りの日常生活に戻った」と完全回復を報告。
痛みも消失し、顔全体のバランスが整い、違和感のない自然な状態に戻りました。
患者さんは「症状に合った漢方薬を選んでもらい助かった」と語っています。
美容医療と漢方の融合
この症例は、美容外科施術後のトラブルに対しても漢方が有効であることを示しています。
「美容医療=外からのアプローチ」と思われがちですが、
術後の回復には「体の内側のバランス(気・血・水)」を整えることが欠かせません。
漢方は、施術後の腫れ・痛み・内出血・むくみといった不快症状に対して、
自然な治癒力を高め、回復を促進する働きを持っています。

まとめ
糸リフト後の強い腫れや痛みが、体質に合った漢方治療によって1ヶ月半で改善した本症例は、
「美容医療×漢方医学」の可能性を示す貴重な事例です。
漢方は単なる“代替療法”ではなく、現代医療と補完し合う“身体を整える医療”です。
術後の回復に不安を感じる方は、一度専門家に相談してみる価値があるでしょう。
西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。


