お知らせ
血尿 、蛋白尿の漢方症例
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「血尿 、蛋白尿の漢方症例」を公開しました!
7歳男児の紫斑病性腎炎後遺症が改善
入院治療目前の状態から漢方薬で回復した症例
はじめに
紫斑病性腎炎(IgA血管炎腎炎)は、
小児に多く見られる病気で、血尿や蛋白尿が長期間続くことがあります。
悪化すると入院してステロイド治療が必要になるケースもあり、
ご家族の不安が大きい病気です。

今回ご紹介するのは、
半年以上血尿と蛋白尿が改善しなかった7歳男児が、
漢方薬の服用により入院を回避できた症例 です。
発症から漢方相談まで
患者さんは約半年前に紫斑病性腎炎を発症。
その後、
- 血尿
- 蛋白尿
が数ヶ月間改善せず、
医師からは「このまま数値が下がらなければ入院」と伝えられていました。
しかし、病院では特別な治療は行われず、経過観察のみ。
お母様は「なんとか入院を避けたい」という思いで漢方相談を希望されました。
初回処方:腎機能を整える漢方薬
オンライン漢方相談の結果、
腎臓の働きを高める体質改善の漢方薬 を処方。
まずは14日分から治療を始めました。
10日目:血尿・蛋白尿が大幅改善
服用開始からわずか10日目の検査で、
- 血尿の数値が低下
- 蛋白尿の数値も大きく改善
という驚くべき結果が出ました。
主治医からも「良い傾向」と評価され、
同じ漢方薬の30日分を追加。

1ヶ月後:良好な状態が継続
1ヶ月後の検査でも良好な数値を維持。
患者さんも家族も治療効果に満足され、継続を希望されました。
7歳のお子様は粒状の漢方薬を頑張って服用し、
治療にしっかり取り組むことができました。
2ヶ月後:検査結果がさらに改善し、入院回避
2ヶ月後の検査ではさらに改善が進み、
医師からは
- 入院は必要ない
- 血尿の値は少し高めだが心配ない
と診断されました。
患者さんの希望により、その後は様子を見ることになり、
現在も良好な状態が続いています。
小児は漢方治療の反応が早い
臨床経験上、
子どもは大人よりも漢方薬の効果が出るのが早い傾向があります。
今回の症例でも、
体質に合った漢方薬を選択できたこと、
そしてお子様が服用を継続できたことが
改善の大きな理由となりました。

まとめ
この症例は、
紫斑病性腎炎の後遺症に対して、
漢方薬が西洋医学と並行して有効な治療選択肢となり得る
ことを示しています。
血尿や蛋白尿が続く場合でも、
体質と症状に合わせた漢方治療により改善が期待できます。
西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。


