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六腑と宇宙の神秘
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「六腑と宇宙の神秘」を公開しました!
あなたの体の中に広がる宇宙と四季
東洋医学が捉える「六腑」と自然のリズム

あなたの体の中に、実は広大な宇宙と四季が隠されていることをご存知でしょうか。
東洋医学では、人体を単なる臓器の集合体ではなく、自然界そのものの縮図として捉えます。
その考え方を象徴するのが「五臓六腑」という概念です。
今回はその中でも、見落とされがちな 六腑の役割 に注目していきます。

六腑は「動かす」ための臓器
五臓が生命エネルギーを内側に蓄える「陰」の存在であるのに対し、
六腑は食べ物や水分を受け取り、運び、排出する 「陽」の働き を担っています。
六腑の特徴は、
- 常に内容物が出入りする
- 滞らず、巡らせることが役割
- 体を外へ向かって動かすエネルギーの通路
つまり六腑は、
生命活動を前へ進めるためのダイナミックな通路 といえる存在なのです。

六腑と季節・方位の深い関係
東洋医学の驚くべき点は、
六腑が自然界の「季節」と「方位」に対応していることです。
私たちの内臓は、
実はカレンダーのように季節の変化を感じ取りながら働いています。

春・東とつながる「胆」
春は芽吹きの季節。
このエネルギーに対応する六腑が 胆 です。
胆は、
- 決断力
- 行動力
- 一歩踏み出す勇気
と深く関わります。
春に気持ちが前向きになったり、逆に迷いやすくなるのも、この働きと無関係ではありません。
夏・南とつながる「小腸」
燃えるような夏のエネルギーは 小腸 と結びつきます。
小腸は、
- 必要なものと不要なものを選り分ける
- 熱と活力を全身に巡らせる
役割を担います。
夏に体が火照りやすくなるのも、自然な反応といえるでしょう。
土用・中央を支える「胃」
季節の変わり目である土用に対応するのが 胃 です。
胃は、
- 消化吸収の中心
- 全身のエネルギーの土台
を担っています。
環境が変わる時期に体調を崩しやすいのは、
この「中心」が揺らぎやすくなるからとも考えられます。
秋・西とつながる「大腸」
実りの秋に対応するのが 大腸 です。
大腸は、
- 不要なものを手放す
- 体を整理する
役割を持ちます。
秋に便通や皮膚の状態が変わりやすいのも、この影響とされています。
冬・北とつながる「膀胱」
冷え込む冬の季節と深く関わるのが 膀胱 です。
水の性質を持つ膀胱は、
- 水分代謝
- 体を冷えから守る調整
を担っています。
寒くなるとトイレが近くなるのも、自然のリズムに沿った反応です。
形を持たない不思議な腑「三焦」
六腑の中には、
特定の形を持たないとされる特別な存在があります。
それが 三焦 です。
三焦は、
- 体全体の熱の通り道
- 水分循環の調整役
- 上半身・中間・下半身をつなぐネットワーク
として働きます。
三焦が整うことで、
全身のバランスがスムーズに保たれると考えられています。
体を知ることは、自然と調和して生きること
このように、
私たちの体は自然界のリズムと驚くほど密接につながっています。
自分の体の仕組みを知ることは、
単なる健康管理ではなく、
大自然と調和して生きるためのヒント を得ることでもあります。
西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか、
漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。


