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脳と腎を結ぶ「奇恒の腑」
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「脳と腎を結ぶ「奇恒の腑」」を公開しました!
脳は内臓ではない
東洋医学が捉える「奇恒の腑」という不思議な存在
実は東洋医学において、あなたの脳は
他の臓器とはまったく異なる、
少しSFのような「特別な存在」として扱われています。
今回は、人体の深層構造とも言える
奇恒(きこう)の腑 について解説します。

五臓六腑にも属さない第三のグループ
一般的に東洋医学では、内臓を
「五臓六腑」として分類します。
しかし、それとは別に
どちらにも属さない特別な臓器群が存在します。
それが 奇恒の腑 です。

奇恒の腑に含まれるのは次の六つです。
- 脳
- 髄
- 骨
- 脈
- 胆
- 女子胞(子宮)
これらは形だけ見ると胃や腸のように
袋状の構造を持っていますが、
その働きはまったく異なります。

なぜ「奇妙」で「恒」なのか
奇恒の腑が特別視される理由は、
精気を蓄える という性質にあります。
通常の腑は、
- 食べ物
- 老廃物
といったものが通過し、
中身は空になったり満たされたりします。
一方、奇恒の腑は違います。
- 中身が空にならない
- 常に精気で満たされている
このため、
奇妙で
恒常的に存在する腑
という意味から
奇恒の腑 と名付けられました。

脳と腎は切っても切れない関係
奇恒の腑の中でも、
特に重要なのが 脳と腎 の関係です。

東洋医学では、
脳は
腎に蓄えられたエネルギー
つまり 腎精 が集まって作られる
と考えられています。
つまり、
- 思考力
- 判断力
- 記憶力

これらは脳単独の働きではなく、
腎の元気さに直結している という見方です。
腎精が満ちているとどうなるか
腎のエネルギーが十分であれば、
- 脳や骨髄がしっかり養われる
- 記憶力が安定する
- 感覚がクリアになる
といった状態が保たれます。
逆に腎精が消耗すると、
- めまい
- 物忘れ
- 集中力低下
- 骨がもろくなる
といった変化が現れやすくなります。

腎精を消耗させる行動とは
東洋医学では、
腎精は非常に貴重なエネルギーとされます。
特に注意すべきとされてきたのが、
- 過度な活動
- 無理な生活リズム
- 精力の使いすぎ
これらはすべて、
腎精を急激に消耗させる要因と考えられてきました。

脳を若く保つ最短ルート
結論として、
脳を若々しく保つ近道は脳を鍛えることではありません。
その土台である
腎をいたわること が最も重要です。

- 無理をしない
- 睡眠を削らない
- 体力を使い切らない
腎精を無駄遣いしない生き方が、
結果として思考力や集中力、
そして心身全体の安定につながります。
西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。
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漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
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