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東洋医学の「熱と汗」の診断法

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「東洋医学の「熱と汗」の診断法」を公開しました!

汗の出方で分かる体の状態――東洋医学から見る「熱と汗」の関係

風邪を引いた時の「汗」、
実はその出方によって体の状態が分かることがあります。

東洋医学では、発熱時の汗の状態を非常に重要な診断材料として考えます。

今回は、「熱」と「汗」の関係について分かりやすく解説します。

熱がある時はまず「汗の有無」を見る

東洋医学では、発熱時に汗が出ているかどうかを重視します。

熱があるのに汗が出ない場合

これは

「傷寒(しょうかん)」

と呼ばれる状態です。

体の表面が閉じており、
熱が外へ発散できていないと考えます。

悪寒が強く、体がこわばるような状態を伴うことがあります。

熱があり汗が出る場合

こちらは

「傷風(しょうふう)」

と呼ばれます。

同じ発熱でも、

汗が出ているかどうかで体の状態が違う

と考えるのが東洋医学の特徴です。

汗をかいた後の変化が重要

さらに大切なのが、

汗をかいた後に体がどう変化するか

です。

汗をかいて熱が下がる場合

これは、

体がうまく熱を外へ逃がせた

良いサインと考えられます。

快方へ向かう兆候の一つです。

汗の後に再び熱が上がる場合

逆に、

汗をかいたのにまた熱が上がる

場合は注意が必要です。

東洋医学では、

病気が体の深い部分へ進んだ可能性

を考えます。

汗の後の疲労感にも意味がある

強い疲労感がある場合

これは、

「陰虚証(いんきょしょう)」

と呼ばれる状態かもしれません。

体の潤いや回復力が消耗している状態です。

汗の後に体が冷える場合

こちらは

「陽虚証(ようきょしょう)」

の可能性があります。

体を温めるエネルギーが不足している状態です。

危険なサイン「絶汗」とは

特に注意が必要なのが、

「絶汗(ぜっかん)」

と呼ばれる状態です。

危険な特徴

  • 急に熱が下がる
  • 強い悪寒が始まる
  • 油のような汗が出る
  • 手足が冷たくなる

こうした状態は、

体のエネルギーが極度に消耗しているサイン

と考えられています。

東洋医学では汗を重要視する

東洋医学では、汗は単なる体温調節ではありません。

  • 体力
  • エネルギー状態
  • 病気の進行度

を知るための重要な情報として扱います。

体からのサインを見逃さない

熱が出た時は、

  • 汗が出ているか
  • 出た後どう変化したか
  • 疲労感や冷えがあるか

にも少し意識を向けてみましょう。

体は常にサインを出しています。

その変化に気づくことが、
健康管理の第一歩になるかもしれません。

西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦(臨床歴20年)

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦(臨床歴20年)

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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