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漢方コラム

【更年期対策】1人で悩まず西漢方薬店にご相談ください【不定愁訴の症状や身体の整え方】

「もしかして更年期」「そろそろ更年期に入ったかも」という声を聞いたり、ご自身もそうかも?
心身の不調があるけど「これって更年期のサイン?」など疑ったり、気になっていませんか?
また辛い症状、誰にも言えずに我慢していませんか?
更年期は様々な障害が出ます。それは1人1人違うのです。
1人で抱え込まず、相談するのも大切なことです。

更年期とは

更年期とは一般的に、閉経を迎える前後の各5年、すなわち40代後半から50代前半までの10年間を指します。
この時期に心身の変化があらわれる人がほとんどです。
更年期に現れるさまざまなこの症状を「更年期症状」といいます。
具体的には以下のような様々な症状がみられます。

一体なぜこのような変化が起こるのでしょうか?
まずは女性の身体を事例に説明します。
身体は年齢とともにいくつかの段階を経て変化していきます。
実は、身体の仕組みをコントロールするのが、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)と呼ばれるふたつのホルモンなのです。

この身体の仕組みをコントロールするのが、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)と呼ばれるふたつのホルモンです。

エストロゲンは、一般的には8・9歳頃から分泌され、女性らしい身体作りを助けるホルモンです。
女性ならではのまるみをおびたからだつきをつくるのも、このエストロゲンです。
しかし、40歳を過ぎるころになると、卵巣機能の低下によって、分泌量が減少していきます。
つまりこの10年前後が「更年期」と言われるわけです。
急激にホルモンバランスが崩れるために、身体や心に不快な症状が起こりがちになるのです。
老年期を迎えると、このエストロゲンの分泌はほとんどなくなり、不快な症状も穏やかになっていきます。

男性にももちろん更年期があります。
男性の場合、ホルモンであるテストステロンの低下が原因です。
テストステロンとは、男性ホルモンの代表であり、筋肉質な体型やがっしりした骨格などを構成するために重要なホルモンです。
思春期に急激に分泌量が増えることによりか身体や精神の発達に大きく影響します。
このテストステロンの分泌は20代がピークで、そのあとは加齢とともにゆっくりと分泌量が低下していきます。
ホルモンが低下する期間や程度、その時期に個人差があるため、女性のようにしっかりした時期がなく、幅広い年代に見られ、特に40歳代以降に目立ち始めます。
60歳、70歳になってから症状を訴える方もいらっしゃり、男性更年期は長期にわたる可能性もあります。


更年期に起こる症状

ストレスや性格的なものも強く影響し、たいした症状を感じないまま過ぎる場合もあれは、日常生活に支障をきたすほどひどくなるケースも見受けられます。
症状もさまざまで、重い人も軽い人も、あまり不調を感じない人もいます。

代表的なものは、ホットフラッシュ(顔ののぼせ、ほてり)、発汗などの症状です。
その他にも、冷え、めまい、耳鳴り、頭痛、動悸、息切れ、イライラ、不安感、不眠、抑うつ、無気力、肩こり、腰痛、関節痛、疲労感、皮膚症状、膀胱炎など、さまざまな症状があります。

更年期におけるつらい症状は、理由がわからず誰にも相談できなかったり、一人で抱え込む方が多いの現状です。

総合サポートユニオン社出典

総合サポートユニオン社などが2021年4~5月に、更年期症状を経験した人を対象にウェブ上で調査(285人が回答)を行ったところ、更年期障害が理由で会社を休んだことがあると答えた方が実に6割超えました。
その中で更年期症状が原因で会社を休んだことがあると答えた人のうち29.2%が、何らかの不利益な取り扱いを受けたことがあると回答したそうです。
更年期症状で思うように出勤できず、結果的に雇い止めにあったなどの不利益です。

そして当事者を含めた周囲の知識や理解が追いついておらず、残念ながら支援策もないのが現状がまさしく今の日本の現状なのです。

そんな中、更年期の症状が仕事や日常生活に与える影響について、政府が初の更年期の実態調査に乗り出すことが報道されました。
女性就労率の上昇を目指したり、この更年期の問題は男性にもあると理解を示した上で、政府は現状を把握し、普及啓発や支援施策につなげるとのことです。

更年期障害の要因

加齢やホルモンの低下といった身体的ストレスに加えて、性格などから由来する心理的因子、仕事や家庭環境などに起因する社会的因子が重なって関与します。
特に真面目で頑張り屋、神経質、完璧主義といった性格の人は、更年期の症状を感じやすい傾向にあると言われています。

身体の変化、要因、症状のあらわれ方は一人ひとり異なるため、その症状の成り立つプロセスもひとりひとり異なります。

更年期セルフチェック

これまで気にしていなかった、感じていなかったような「からだの不調」はございませんか?
不調を感じてもこれが更年期の症状か判断できないという方も多くいらっしゃると思います。
そこで更年期障害の簡単な自己評価ができる「更年期障害セルフチェックシート」をご紹介します。
定期的に自分の症状のセルフチェックをおすすめします。
あまり考え込まずに直感的にチェックを入れてください。

(女性の方はこちら)

(男性の方はこちら)

いかがでしたか?
これらの症状が更年期と呼ばれる年代に出現していた場合、更年期症状と考えられます。
一口に更年期といっても、現れる症状は人によって千差万別です。
イライラが現れる人もいれば、肩こりがひどい人もいます。周りと同じ症状とは限りません。
このチェックにあてはまる症状で悩んでいるようでしたら、ぜひ西漢方薬店に相談ください。

更年期の対策

すでに更年期に入り、何らかの不調が出てきた人は、自分の身体と向き合わざるを得ない状況になります。
とても心身ともに厳しくなる更年期ですが、この時期をおだやかに過ごす方法を見つけることが大切です。
そしてゆっくりと自分の健康と向き合いましょう。

一番の基本は、心身の健康管理の基本になるのが適切な生活習慣です。
食生活については、バランスの取れた食事が大切でです。積極的に栄養のある乳製品・緑黄色野菜・大豆製品・小魚・海藻類を取るようにしましょう。
そして運動については、1日30分程度のウォーキングや、適切な筋力トレーニングなどを行いましょう
睡眠については、7時間は確保しましょう。
更年期は急カーブの下り坂のようなものです。
一旦、立ち止まって身体をゆっくりと整えながら、しっかりと速度を落としてカーブをまわるようにしたいですね。
今の時期の対応が快適な老後に繋がります。


更年期の相談は?

原因不明の更年期のつらさ・・・
恐怖、不安・・・
つらさを周囲に理解されない・・
家族との関係悪化
仕事で離職に追い込まれた・・・
心身とともに限界になる人・・・

千差万別の症状ですが、実は一人で抱え込む方が多いのです。

更年期は過剰に怖れることはありません。

しかしながら症状がつらければ我慢せず、周囲に相談しましょう。

周囲に相談することは、更年期においてとても大切なことです。

病院であれば女性は、一般的には婦人科を受診します。
男性は疲労感を感じるなら内科、関節や筋肉の痛みや衰えなら整形外科、不安や憂うつなら精神科などで考えると良いでしょう。
症状がつらい、じっくり話を聞いてもらいたいなどの場合は、更年期に理解の深い専門医が診察する「更年期外来」などもあります。

放っておくとコレステロール値や血圧が高くなったり、様々な病気や骨密度が低下し、骨折しやすくなるという影響も出てきます。


更年期障害(更年期症候群)の漢方治療

病院では、ホルモン剤の投与などの治療が多いです。
一方、漢方では、まず身体の「気」「血」「水」のバランスをどのように整えるのかということが大切です。
それぞれのバランスをうまく整えていくことよって、快適な状態に導くことを行います。

一人一人の体質や症状に従ってカラダ全体のバランスを整える処方を選び治療を進めることは、人それぞれに様々な不快な症状が現れる更年期障害の改善にとても効果的なのです。

最近は、AIが普及しオンラインで自動的に診断したりする、便利なツールができ手軽に漢方薬も試せるようになっています。
しかしながら大元の原因を探らなければ、絶対に症状はよくなりません。
そして更年期における生活習慣や症状は必ず一人一人必ず違います。
処方される漢方薬も一人一人違うということです。

「相談してみよう!」という気持ちが実は、とても大事なことです。

更年期はデリケートなテーマですので、西漢方薬店でも、一対一でしっかりご相談者様の気持ちに寄り添い、安心してもらえるような雰囲気と話しやすい環境づくりを心がけています。

打ち明けただけで随分心が軽くなったというご相談者様もいらっしゃいます。

そして何より漢方の良さは、根本の深い所を調べ、体質を根本的に改善していける所です。

これを機に、自分の身体としっかり向き合ってみませんか?

更年期に関するご相談やライフスタイルのアドバイス、カラダの整え方を無料相談受付中です。
まずご相談から始めませんか?

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持つ。
臨床歴17年の経験を活かし、子供からご高齢の方々の幅広い世代のお悩み、病気の改善のお手伝いをさせていただきます。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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