漢方コラム
威霊仙(イレイセン)1分で読める 生薬解説
威霊仙(イレイセン)
キンポウゲ科のサキシマボタンヅルの根を用いる。
ツルの植物は、長く張り巡らされて、養分を届けることから、 人で例えると「手足」に似ており、手足の経絡をととのえる目的で用いられます。
威霊仙の「威」はその性質が強いことを表し、 威霊仙の「霊仙」は、その効果が速やかなことを表しています。
漢方の働きとしては、
・痛みや手足のしびれ、麻痺に用いる「止痛作用」 があります。
代表的な処方に
四肢の関節痛や運動障害、しびれに用いる「二朮湯」
下半身の痛みやしびれに用いる「疎経活血湯」
などがあります。
◆「生薬写真提供 ツムラ」 https://www.tsumura.co.jp/hellotsumura/
この記事を書いた人
西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持つ。
臨床歴17年の経験を活かし、子供からご高齢の方々の幅広い世代のお悩み、病気の改善のお手伝いをさせていただきます。
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