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漢方コラム

自律神経の乱れとは?春から初夏に増える不調と整え方

春から初夏にかけて、「なんとなく体調が優れない」と感じる方が増えます。朝起きるのがつらい、日中もだるさが抜けない、気分が落ち込みやすい、眠りが浅い・・・・こうした症状の背景にあるのが「自律神経の乱れ」です。

自律神経は、私たちの意思とは関係なく、体温調整や内臓の働き、血流、ホルモンバランスなどをコントロールしている重要な神経です。活動時に働く「交感神経」と、リラックス時に優位になる「副交感神経」がバランスを取りながら、体の状態を一定に保っています。

しかしこのバランスは、環境の変化やストレスに非常に影響を受けやすいものです。特に4月・5月は、自律神経が乱れやすい条件が揃っています。

春に自律神経が乱れやすい理由

まず一つ目は「環境の変化」です。進学・就職・異動など、新しい人間関係や生活リズムの変化が重なることで、知らず知らずのうちにストレスが蓄積します。厚生労働省のストレスに関する調査でも、生活環境の変化はストレス要因の上位に挙げられています。

二つ目は「寒暖差」です。春は一日の気温差が10℃以上になる日も珍しくありません。気温に合わせて体温を調整するのも自律神経の役割ですが、この調整が頻繁に求められることで負担がかかり、バランスが崩れやすくなります。

さらに、気圧の変化も影響します。気象庁のデータによると、春は低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わる時期であり、これが頭痛やめまい、だるさといった症状を引き起こす一因とされています。

具体的にどんな症状が出るのか

自律神経の乱れは、特定の病名がつくわけではないため「原因がわからない不調」として現れやすいのが特徴です。

よく見られる症状としては、以下のようなものがあります。

・朝起きられない、日中の強い眠気
・慢性的なだるさや疲労感
・頭痛やめまい、耳鳴り
・胃もたれや食欲不振
・イライラや不安感、気分の落ち込み
・手足の冷えやほてり
・寝つきが悪い、途中で目が覚める

実際、総務省の「国民生活基礎調査」でも、疲労感やストレス、不眠といった症状を訴える人は年々増加傾向にあり、特に働く世代や女性に多いことが報告されています。

放置するとどうなるか

「そのうち良くなるだろう」と軽く見てしまいがちですが、自律神経の乱れを放置すると、不調が慢性化する可能性があります。

例えば、最初は軽いだるさだけだったものが、次第に睡眠の質が低下し、日中の集中力や仕事のパフォーマンスに影響が出てくるケースもあります。また、メンタル面への影響も無視できず、不安感や無気力が続くことで生活の質(QOL)が大きく低下してしまうこともあります。

整えるためにできること

自律神経を整えるためには、「生活リズム」と「体への刺激」のバランスが重要です。

まず基本となるのが、規則正しい生活です。毎日同じ時間に起きて、朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、自律神経の切り替えがスムーズになります。特に朝の光は、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を調整するため、質の良い睡眠にもつながります。

次に意識したいのが、軽い運動です。ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で体を動かすことで血流が改善し、副交感神経が働きやすくなります。スポーツ庁の調査でも、週に1〜2回の軽運動を取り入れている人は、ストレスを感じにくい傾向があるとされています。

また、食事も大切な要素です。特に腸は「第二の脳」とも呼ばれ、自律神経と密接に関わっています。発酵食品や食物繊維を意識的に摂ることで、腸内環境を整えることが、結果として自律神経の安定にもつながります。

「なんとなく不調」は体からのサイン

病院に行くほどではないけれど、確実に感じている不調。こうした「未病」と呼ばれる状態は、体からの重要なサインです。

特に春から初夏にかけては、自律神経の乱れによる不調が増える時期です。環境や気候の影響を受けやすいこの時期だからこそ、自分の体調の変化に目を向けることが大切です。

「気のせい」で済ませず、早めにケアすることが、長く健康を保つための第一歩になります。もし同じような不調が続いている場合は、一度生活習慣を見直したり、自分の体質に合った対策を考えてみることが重要です。

西漢方薬店では随時オンライン相談を受け付けています。初回は30分から1時間程度時間をかけてカウンセリングさせていただき、漢方診断に必要な望診(体格、顔色、舌の状態)、問診など総合的に判断し、あなたの身体に合った最適な漢方薬をお選び致します。

体からのサインに気づいたらぜひ一度、ご相談ください。

どうぞお一人で悩まずに、私たちと一緒に改善していきましょう!

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持つ。
臨床歴20年の経験を活かし、子供からご高齢の方々の幅広い世代のお悩み、病気の改善のお手伝いをさせていただきます。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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