漢方薬とは?
漢方薬は、自然界にある植物や鉱物などの生薬(しょうやく)を、複数組み合わせて作られた薬です。
何千年という長い年月をかけておこなわれた治療の経験によって、どの生薬を組み合わせるとどんな効果が得られるか、また有害な事象がないかなどが確かめられ、漢方処方として体系化されました。
生薬(しょうやく)とは?
植物の葉・花・つぼみ・茎・枝・根、また菌類、鉱物や昆虫など、長い経験の中で効きめがあるとされた物質を、利用しやすく、保存や運搬にも便利な形に加工したものを「生薬」といいます。それを混合して使用する治療薬が漢方薬です。
漢方薬の種類
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煎じ薬(せんじぐすり)
生薬をそのまま煮だした液を服用します
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粉薬(こなぐすり)
煎じ薬のエキス分を抽出し、粉状にしたもの
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丸剤(がんざい)
生薬を粉にしたものを蜂蜜などで固めて丸くしたもの
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錠剤(じょうざい)
煎じ薬のエキス分を抽出し、固形に固めたもの