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漢方偉人伝 後藤艮山(ごとうこんざん)
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「漢方偉人伝 後藤艮山(ごとうこんざん)」を公開しました!
「病気の原因は一つ」――後藤艮山が唱えた革新的医学
「ストレスは万病の元」
そんな考え方を、今から約300年前にすでに説いていた名医がいました。
その人物が、
後藤艮山
です。
彼は、複雑だった当時の医学を、
「病気の原因はたった一つ」
という大胆な理論で大きく変えた人物として知られています。

「一気留滞説」という革新的理論
艮山の最大の功績が、
「一気留滞説(いっきりゅうたいせつ)」
です。
これは、
あらゆる病気は「気」の滞りから生じる
という非常にシンプルな考え方でした。

「気」が滞ると病気になる
東洋医学でいう「気」とは、
生命活動を支えるエネルギー
のことです。
艮山は、
- ストレス
- 不摂生
- 過労
- 感情の乱れ
などによって、
気の流れが滞る
ことで病気が起こると考えました。
現代の私たちにも理解しやすい発想ですね。

薬だけに頼らない治療
艮山は、単に薬を処方するだけではありませんでした。
温泉療法
彼は、
温泉で体を温める
ことで血流や気の巡りを改善しようと考えました。
お灸治療
さらに、
お灸で気の流れを整える
治療も積極的に行っています。
食事と生薬も重視
艮山は、
- 食事療法
- 動物性生薬
なども取り入れていました。
特に、
熊の胆(くまのい)
などを使った治療は有名です。

「湯熊灸庵」と呼ばれた理由
この独特な治療スタイルから、
- 湯(温泉)
- 熊(熊胆)
- 灸(お灸)
を組み合わせた
「湯熊灸庵(とうゆうきゅうあん)」
という愛称で親しまれていました。

型破りだった艮山
当時の医師は、
僧侶のように剃髪する
のが一般的でした。
しかし艮山は、
- 髷を結い
- 普段着で診療する
という非常に型破りな人物でした。
日本独自の臨床医学へ
当時の日本医学は、
中国医学をそのまま模倣する傾向
が強くありました。
しかし艮山は、
実際に患者を診て効果を確かめる
実証的な姿勢を重視しました。
この考え方が、
日本独自の臨床医学
へと発展していく大きなきっかけになります。
山脇東洋へ受け継がれた思想
艮山の教えは、
山脇東洋
などの優秀な弟子たちへ受け継がれていきました。
山脇東洋は、
日本初の人体解剖
を行った人物としても知られています。

まとめ
後藤艮山は、
- 「気の滞り」が病気の原因と考え
- 温泉や灸を重視し
- 実践的な日本医学を発展させた
革新的医師でした。
「ストレスが体を壊す」
という現代にも通じる視点を、
300年前にすでに見抜いていたのです。

西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。


