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お知らせ

漢方偉人伝 華岡青洲(はなおかせいしゅう)

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「漢方偉人伝 華岡青洲(はなおかせいしゅう)」を公開しました!

世界初の全身麻酔手術を成功させた日本人医師・華岡青洲

近代医療の常識を覆す偉業が、実は江戸時代の日本で成し遂げられていたことをご存知でしょうか。

世界で初めて全身麻酔を用いた外科手術を成功させたのは、

華岡青洲

という日本人医師でした。

それは、西洋でエーテル麻酔が公開される約40年前の1804年のことです。

この快挙は、日本医学史のみならず世界医学史においても極めて重要な出来事でした。

世界初の全身麻酔による乳がん手術

青洲が成功させたのは、

乳がん患者に対する腫瘍摘出手術でした。

当時は麻酔技術が存在せず、

外科手術は患者に耐え難い苦痛を与えるものでした。

青洲はその問題を解決するため、

独自の全身麻酔薬

「通仙散(つうせんさん)」

を開発します。

この麻酔薬には、

チョウセンアサガオなどの薬草が用いられていました。

患者は深い眠りに入り、

痛みを感じることなく手術を受けることができたのです。

「内外合一」という先進的な考え方

青洲は単なる外科医ではありませんでした。

彼は

「内外合一」

という理念を掲げていました。

これは、

内科と外科を別々のものとして考えるのではなく、

患者を一人の人間として総合的に治療するという考え方です。

現代の統合医療にも通じる、

非常に先進的な思想でした。

実験と観察を重視した医師

青洲は

「活物窮理(かつぶつきゅうり)」

という精神を大切にしていました。

理論だけではなく、

実際に観察し、

実験し、

真実を確かめることを重視したのです。

この姿勢が、

世界初の全身麻酔手術という偉業につながりました。

偉業の裏にあった家族の犠牲

しかし、

この歴史的成功の裏には、

大きな犠牲がありました。

安全な麻酔薬を完成させるためには、

効果と副作用を確認する必要がありました。

その実験に協力したのが、

母の

於継(おつぎ)

と、

妻の

加恵(かえ)

でした。

母・於継の献身

於継は、

息子の研究を支えるため、

危険な薬草の試験に自ら参加しました。

長期間に及ぶ実験の負担は大きく、

彼女は手術成功を見ることなく亡くなったと伝えられています。

妻・加恵の犠牲

さらに妻の加恵も、

研究のために実験へ参加しました。

命は取り留めたものの、

薬の強い副作用によって視力を失ったとされています。

青洲の成功は、

家族の深い献身によって支えられていたのです。

『華岡青洲の妻』で語り継がれる物語

この壮絶な家族の物語は、

華岡青洲の妻

として描かれ、

広く知られるようになりました。

著者は

有吉佐和子

です。

医学史だけでなく、

家族愛や人間ドラマとしても高く評価されています。

春林軒から広がった青洲の医学

青洲は故郷である

和歌山

に医塾

春林軒

を開設しました。

ここからは千人を超える門下生が育ち、

青洲の医術は日本全国へ広がっていきました。

現代医療につながる偉業

私たちが現在、

麻酔によって痛みを抑えた手術を受けられるのは、

こうした先人たちの挑戦があったからです。

華岡青洲の探究心と、

それを支えた家族の献身は、

今なお世界医学史に輝く偉業として語り継がれています。

西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦(臨床歴20年)

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦(臨床歴20年)

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

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