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風邪の初期段階「太陽病」とは
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「風邪の初期段階「太陽病」とは」を公開しました!
風邪のひき始めが勝負!東洋医学でいう「太陽病」とは?
なんだかゾクゾクする。
頭が重い。
首や肩がこわばる。
そんな風邪のひき始めの症状は、実はあなたの体が病気と全力で戦い始めたサインかもしれません。

東洋医学では、病気の進行を6つの段階で考える「六経病証(ろっけいびょうしょう)」という理論があります。
その最初のステージが「太陽病(たいようびょう)」です。
今回は、風邪の初期に最も重要とされる太陽病について詳しく解説します。

太陽病とはどのような状態なのか
太陽病とは、風や寒さなどの外から侵入した邪気が、体の表面にとどまっているごく初期の段階を指します。
病気はまだ体の奥には入り込んでおらず、皮膚や筋肉など体表で食い止められている状態です。
この段階では、私たちの体を守る防御力である「正気」が十分に働いています。
そのため体は病気を体内へ侵入させないよう、全力で防御反応を起こします。
まさに、体の免疫機能が最前線で戦っている状態と言えるでしょう。

太陽病で現れやすい症状
太陽病では、防御反応としてさまざまな症状が現れます。
代表的な症状は、
・発熱
・悪寒
・頭痛
・首や肩、背中のこわばり
・体や関節の痛み
・吐き気
などです。
また、東洋医学では脈の状態も重要な判断材料になります。
太陽病では、脈が皮膚の浅いところで強く触れる「浮脈(ふみゃく)」が特徴とされています。
これは体表で「衛気」が邪気と戦っているためと考えられています。
太陽病は2つのタイプに分かれる
太陽病は汗の出方によって、大きく2つに分類されます。
太陽中風
こちらは汗が自然に出ているタイプです。
特徴は、
・汗が出る
・比較的軽い悪寒
・発熱
・風に当たると寒く感じる
などです。
体の防御機能は働いていますが、少しバリアが弱くなっている状態と考えられます。
太陽傷寒
こちらは汗が出ないタイプです。
特徴は、
・汗が出ない
・強い悪寒
・発熱
・体や関節の強い痛み
・首や背中のこわばり
などです。
体表では激しく邪気と戦っていますが、毛穴が閉じたままで汗が出ない状態と考えられています。
同じ太陽病でも、この2つでは治療方針が異なるため、漢方では重要な見極めとなります。
太陽病は病気を食い止める重要な段階
太陽病は、病気の進行を防ぐ最前線です。
この段階で邪気を体外へ追い出すことができれば、比較的早く回復へ向かうことが期待できます。
しかし、体力が低下していたり、邪気の勢いが強かったりすると、病気はさらに体の奥へ進んでしまいます。
その先には、
・陽明病
・少陽病
といった、より症状が重くなる段階が待っています。
だからこそ、東洋医学では「風邪はひき始めが最も重要」と考えられているのです。
まとめ
風邪のひき始めに感じる寒気や頭痛、体のこわばりは、体が病気と戦っている大切なサインです。
東洋医学では、この状態を「太陽病」と呼び、病気を食い止める最も重要な時期と考えます。
寒気や頭痛などの初期症状を感じたら無理をせず、十分な休養を取り、早めに体を整えることが回復への近道になります。
西漢方薬店ではオンラインでの漢方相談をおこなっております。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか、漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
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