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㉑小半夏加茯苓湯の解説
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「㉑#小半夏加茯苓湯」を公開しました!
妊娠初期のつわりに悩む方への朗報
妊娠初期のつわりに悩む方に朗報です。小半夏加茯苓湯という漢方薬が効果的だと注目されています。この薬は、2000年以上前の中国の古典『金匱要略』に記載された処方です。半夏、茯苓、生姜の3つの生薬で構成され、悪心を伴う繰り返しの急性の吐き気に効果があります。特につわりによく用いられますが、他の原因による嘔吐にも有効です。
小半夏加茯苓湯は、体力が中程度で、吐いても悪心が残るような症状に適しています。口の渇きや尿量の減少、胸のつかえ感などを伴う場合によく効きます。服用が難しい場合は、エキス剤を冷やして少量ずつ飲む方法がおすすめです。他の漢方薬との使い分けも重要で、症状に合わせて適切な選択が必要です。
漢方薬は体質に合ってこそ、はじめて効果を発揮します。自分の症状にどんな漢方薬が合っているか、漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。