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134桂枝加芍薬大黄湯の解説
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「134桂枝加芍薬大黄湯の解説」を公開しました!

便秘や腹痛に効果的な「桂枝加芍薬大黄湯」とは?
便秘に悩むあなたへ、古代中国から伝わる漢方薬「桂枝加芍薬大黄湯」をご紹介します。この薬は、3世紀後の漢時代の名医・張仲景が書いた古典「傷寒論」に記された処方です。
桂枝加芍薬大黄湯の特徴
桂枝加薬薬大黄湯は、枝桂湯をベースに芍薬を増量し、大黄を加えたことで、便秘だけでなく、腹痛の改善にも効果を発揮します。
- 主な効能:
- 腹部の膨張感
- 腹痛を伴う便秘
- 過敏性腸症候群(便秘型)
効果は穏やかなので、体力が低下している方でも安心して服用できる処方です。
適応症状
- 急性腸炎
- 大腸カタル
- 開腹手術後の腸管通過障害
- 腹の痛みの性質として、シクシクした痛みやキューとした痛みに適しています。
類似処方との違い
- 桂枝加芍薬湯:腹痛を中心とした症状に用いられます。
- 小建中湯:腹部が冷える場合に適しています。
これらの漢方薬との使い分けは、症状の程度や性質によって決まります。

漢方薬を選ぶ際のポイント
漢方薬は、体質に合ってこそ効果を発揮します。自分の症状に合った漢方薬を選ぶために、漢方の専門家に相談することをおすすめします。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。