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めまいのおすすめ漢方

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「めまいのおすすめ漢方」を公開しました!



めまいの原因と漢方によるアプローチ

めまいは、日常生活に関わるとても不快な症状の一つです。漢方医学では、体内の水分代謝の乱れ(=水毒)、気の乱れ、血の不足などが原因と考えられています。また心肺・脾・胃・腎の機能低下、脳内の血流不足(脳貧血)、高血圧なども原因とされ、精神的なストレスも大きく影響するとされています。

この記事では、めまいに対する漢方的アプローチについて詳しく解説します。


めまいの種類と対応する漢方薬

めまいの症状に応じて、以下の漢方薬が選ばれます。

①水毒が原因のめまいに

苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
→体内の余裕な水分が原因で起こるめまい、ふらつきに効果的。

半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
→ 水毒と気の乱れを伴いめまいに使用される。 特に胃腸が軽く、疲れやすい方に向いている。

②体力が低下し、冷えの強い方のめまいに

真武湯(しんぶとう)
→ 体が冷えて、全身のエネルギー不足によるめまいに適応。 特に足腰の冷えが強い場合に効果的。

呉茱萸湯(ごしゅゆとう)
→ 冷えによるめまいに加え、 嘔吐や頭痛を伴う場合に使用される。


めまいの種類に合わせた漢方の選び方

漢方薬の選択には、めまいの種類や随伴症状(頭痛・吐き気・耳鳴りなど)、体力の充実度、冷えやぼせの傾向などを総合的に考慮する必要があります。

立ちくらみのようなめまい
ぐるぐる回る回転性のめまい
ふわふわとした不安定なめまい

これらの違いを考慮することで、最適な漢方薬を選ぶことができます。


めまい改善のための生活習慣

漢方による治療と併せて、食事や生活習慣の改善が重要です。

塩分の摂りすぎを控える(特に水毒によるめまいの場合)
ストレスを軽減する(深呼吸や瞑想、十分な休息)
適度な運動を取り入れる(血流改善のためにウォーキングやストレッチ)
冷え対策をしっかり行う(特に寒い季節や冷えが強い方)


まとめ

めまいは、さまざまな問題が絡み合って発生するため、自分の体質や症状に合った漢方薬を選ぶことが大切です。漢方薬は体質に合って、はじめて効果を発揮します。

どのような症状にどのような漢方薬が適切かを知るために、必ず漢方の専門家に相談しましょう。

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