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痔のおすすめ漢方

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「痔のおすすめ漢方」を公開しました!



痔の漢方治療 – 体質に合った漢方療法で改善を目指す

痔は、下腹部の炎症や血の滞り、便秘や水分代謝の異常などが原因で起こることが多い症状です。 西洋医学では、座薬や外用薬、手術などで対処しますが、漢方医学では根本的な体質改善を目指し、炎症を抑え、血行を促進し、腸内環境を整えることで痔の症状を軽減していきます。

痔の種類と漢方薬の選び方

痔の症状や体質によって、適した漢方薬が異なります。

1. 炎症と便秘を伴う場合 – 乙字湯(おつじとう)

乙字湯は、炎症を抑えながら排便をスムーズにし、便秘による負担を軽減する処方です。

2. 化膿を伴う場合 – 大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう)

化膿が見られる痔の初期から中期にかけて用いられ、炎症を鎮め、血流を改善する効果があります。

3. 静脈性うっ血(瘀血)が原因の痔 – 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

血の巡りが悪く、痔が慢性化している場合に適しています。 特に冷えが関係する痔に効果的です。

4. 痛みが激しい痔核 – 麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)

強い痛みを伴う痔に使用され、炎症を抑えながら痛みを伴う作用があります。

5. 血熱を伴う痔 – 温清飲(うんせいいん)

体に熱がこもり、炎症が強い場合に処方されます。特に、のぼせや肌荒れを防ぐ方に適しています。

漢方薬を選ぶ際のポイント

漢方薬の選択には、以下の要素を考慮する必要があります。

✅体力があるかどうか(実証・虚証)
✅炎症の程度
✅便秘の有無
✅冷え・のぼせなどの体質

これらを総合的に判断し、最適な処方を選ぶことが大切です。

痔を悪化させないための養生法

漢方薬と併せて、生活習慣の改善も重要です。

✅アルコール、油もの、刺激物を控える
✅適度な運動を取り入れ、血流を良くする
✅長時間の座りっぱなしを避け、こまめに姿勢を変える
✅便秘を防ぐために、食物繊維を多く含んで食事を心がける

漢方薬は専門家に相談して選びましょう

痔の種類や体質によって、最適な漢方薬は異なります。自己判断での服用は避け、必ず漢方の専門家に相談し、自分に合った処方を見つけることが大切です。

漢方薬は体質に合って、はじめて効果を発揮します。自分の症状にどのような漢方薬が適しているか、漢方の専門家にご相談ください。

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