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蕁麻疹のおすすめ漢方

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「蕁麻疹のおすすめ漢方」を公開しました!



蕁麻疹と漢方治療 – 体質に合わせた根本ケア

蕁麻疹は皮膚のかゆみや赤みが突然現れたり消えたりする疾患で、ストレス・食べ物・体質の問題などが原因となることが多いです。漢方医学では、蕁麻疹の原因を「体質の乱れ」と捉え、体の内側から整えることを重視します。

蕁麻疹の漢方的な考え方

蕁麻疹は主に、以下のような体質の乱れが原因とされています。

✅ 「血熱」タイプ – 炎症が強く、赤みがはっきりしている
✅ 「水毒」タイプ – 皮膚にむくみがあり、じゅくじゅくしやすい
✅ 「気滞」タイプ – ストレスによる発症が多く、悪化しやすい

症状や体質に応じて、適切な漢方薬を選ぶことが大切です。

蕁麻疹に用いられる代表的な漢方薬

1. 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう) – 掻痒感のある湿疹に

特に分泌物が少なく、乾燥気味の皮膚症状に効果的です。ただし、虚証の方が使用すると症状が悪化する可能性があるため注意が必要です。

2. 荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう) – 慢性的な炎症を伴う蕁麻疹に

耳や鼻、のどの炎症が原因で起こる蕁麻疹に適しており、皮膚症状や化膿傾向が強い場合に使用されます。

3. 消風散(しょうふうさん) – 実証の蕁麻疹に

皮膚の分泌物が多く、じゅくじゅくした湿疹が特徴の蕁麻疹に適しています。

4. 葛根湯(かっこんとう) – 肉類が原因の蕁麻疹に

急性・慢性どちらにも使用可能で、特に肉類の摂取が原因で起こる蕁麻疹に効果的です。

5. 香蘇散(こうそさん) – 魚介類が原因の蕁麻疹に

魚介類を食べた後に発症する蕁麻疹に適しており、急性・慢性どちらにも対応可能です。

漢方薬の選び方と注意点

漢方薬の選択には、以下のポイントを考慮することが大切です。

✅ 炎症の程度 – 赤みが強いか、むくみがあるか
✅ 体質の違い – 体力がある実証か、虚弱な虚証か
✅ 発症の原因 – 食べ物、ストレス、気候の影響など

また、桂枝などの発表剤は、発疹や発赤を悪化させる可能性があるため、使用には注意が必要です。

生活習慣の見直しも大切

漢方薬と併せて、以下の生活習慣を見直すことで、症状の改善が期待できます。

✅ アルコール、油もの、刺激物を控えめにする
✅ バランスの良い食事を心がけ、体に優しい食品を選ぶ
✅ ストレスを溜めないよう、リラックスできる時間を作る

漢方薬の服用は専門家に相談しましょう

蕁麻疹の治療には、体質や症状に合った漢方薬を選ぶことが重要です。自己判断での服用は避け、必ず漢方の専門家に相談しましょう。

漢方薬は体質に合って、はじめて効果を発揮します。自分の症状にどのような漢方薬が合っているか、ぜひ専門家にご相談ください。

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