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むくみのおすすめ漢方
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「むくみのおすすめ漢方」を公開しました!
漢方で改善!むくみの原因と効果的な処方
むくみには様々な原因がありますが、漢方医学では体内の水分代謝の異常、いわゆる「水毒」として捉えています。むくみの症状は人によって異なり、適した漢方薬の選び方も変わってきます。

むくみのタイプ別に選ぶ漢方薬
✅ 立ちくらみを伴うむくみ
→ 苓桂朮甘湯
眼のまわりや足のむくみ、立ちくらみを伴う場合に使用されます。

✅ 冷えが強く、体力低下を伴うむくみ
→ 真武湯
体が冷えて力が入りにくい、ふわふわしためまいがある場合に適しています。

✅ 水太りしやすく、疲れやすい方
→ 防已黄耆湯
全身がむくみやすく、体が重だるい方に効果が期待できます。

✅ 水分が溜まりやすい体質のむくみ
→ 五苓散
体の水滞(余分な水分)が原因でむくみが出ている場合に用いられます。

✅ 血の巡りが悪く、むくみが生じている場合
→ 当帰芍薬散
血流が滞りやすく、水分バランスが崩れている方に適しています。

✅ 口渇があり、尿が出にくいむくみ
→ 越婢加朮湯
下肢のむくみが強く、のどが渇きやすい方に処方されます。

漢方薬を選ぶ際のポイント
漢方医学では、体質や症状を見極めるために 「四診」(望診・聞診・問診・切診)を行い、その人に合った処方を選びます。体の冷えや熱、体力の充実度(虚実)なども考慮することが重要です。




また、食生活や生活習慣の見直し もむくみの改善には欠かせません。塩分の摂りすぎを控え、適度な運動を取り入れることも大切です。
漢方薬は体質に合ってこそ効果を発揮!
漢方薬は、体質に合ってはじめて効果を発揮します。自己判断での服用は避け、必ず専門家に相談 し、自分の症状や体質に合った処方を選びましょう。
「自分に合う漢方薬が知りたい!」という方は、漢方の専門家にぜひご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。