お知らせ
自律神経失調症のおすすめ漢方
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「自律神経失調症のおすすめ漢方」を公開しました!
思春期に多い「起立性調節障害」—漢方での改善法
朝起きない、立ちくらみがする、頭痛が続いている…。

「朝は体調が悪いのに、夜になると元気になる」という特徴を持つ起立性調節障害は、自律神経の乱れによって血圧調整がうまくいき、特に思春期に多く見られる疾患です。

西洋医学では昇圧剤などを用いられますが、当面では改善が難しいこともあります。ここ注目しているのが漢方治療です。

起立性調節障害に使われる代表的な漢方薬
立ちくらみやめまいに
→苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
起立性調節障害の第一選択薬とされ、めまいやふらつきの改善に役立ちます。
水分バランスの急激な乱れに
→五苓散(ごれいさん)
体内の水分調整を整え、即効性が期待できます。

疲れやすい体質の改善に
→小建中湯(しょうけんちゅうとう)
体を温め、疲労回復をサポートします。

体力回復に
→補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
慢性だるさやエネルギー不足を改善し、元気を補います。

胃腸の弱い方のめまいに
→半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
消化機能を整えながら、めまいやふらつきを改善します。

漢方治療で成長期の体をサポート!
漢方薬は適応症状を心に留めるだけでなく、「成長期に必要な力を引き出す」という大きな役割を持っています。
朝起きられるようになる
気持ちが安定し、集中力が高まる
体質改善が早く、将来的な健康リスクを減らす
など、成長期特有の問題も同時に改善できるのが漢方の大きな魅力です。

合った漢方薬を選ぶことが大切
漢方薬は体質に合ってこそ効果を発揮します。自己判断で選ぶのではなく、専門家の診断を受けることが重要です。
起立性調節障害が続くと、学校生活や日常生活にも大きな影響を及ぼします。「朝がつらい…」と感じたら、早めに対処することが大切です。

あなたの症状に合った漢方薬を見つけるために、ぜひ専門家にご相談ください!
この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。