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陰部掻痒症のおすすめ漢方
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「陰部掻痒症のおすすめ漢方」を公開しました!
陰部の湿疹・かゆみでお悩みの方へ—漢方での改善法
陰部の不快な湿疹やかゆみ。 なかなか人に相談しづらく、長引くことも多いこの症状ですが、漢方治療で体質から改善を目指すことができます。

陰部の湿疹・かゆみの種類
陰部湿疹:発疹や水疱が見られる状態
陰部掻痒症:ひたすらた発疹はなく、強いかゆみが特徴

いずれも炎症や血行不良、ホルモンバランスの乱れなどの関係があり、漢方では根本的な体質改善を目指して治療を行っております。
漢方での改善方法
症状や体質に応じて、以下のような漢方薬が選ばれます。
炎症を鎮める
→竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう) 下腹部の
炎症を代表する処方です。

膀胱炎や尿道炎がある場合
→五淋散(ごりんさん)
膀胱や尿道の炎症を鎮め、陰部の湿熱を改善します。

ホルモンバランスの乱れによるかゆみに
→加味逍遙散(かみしょうようさん)
更年期やストレスによるホルモンバランスの乱れに対応しながら、炎症を抑えます。

血行不良による不快感に
→桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
→通導散(つうどうさん)
→桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
血の巡りを改善し、陰部の不快感を緩和します。



産後の体質改善に
→芎帰調血飲(きゅうきちょうけついん)
出産後のホルモンバランスの乱れや、陰部のかゆみに効果が期待できます。

漢方で体質から改善を
陰部のかゆみや湿疹は、炎症や血行不良、体内の過剰な湿気(水毒)が関係していることが多いため、漢方では「根本的な体質改善」を目指しています。
また、刺激物の摂取を控え、冷えさない生活習慣の見直しも重要です。
自己判断はNG!専門家に相談を
漢方薬は体質に合ってこそ効果を発揮します。間違った薬を選ぶと症状が悪化する可能性もありますので、必ず専門家に相談して自分に合った漢方薬を選びましょう
「なかなか治らない…」「市販薬では改善しない…」 こんな方は、一度漢方治療を試してみませんか?
あなたの症状に合った漢方薬を見つけるために、ぜひ専門家にご相談ください!

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。