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ぜんそくのおすすめ漢方
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「ぜんそくのおすすめ漢方」を公開しました!
気管支喘息と漢方治療—西洋医学との併用でより効果的に!
気管支喘息は、気道粘膜に慢性的な炎症が起こり、呼吸困難が現れる病気です。
主な症状として、以下の3つの特徴的な症状があります。
咳が続く
ゼロゼロという喘鳴音(ヒューヒュー、ゼーゼーといった音)
呼吸困難(息苦しさ)

発作が起きると、気管支の平滑筋が収縮し、気道粘膜が腫れて大量の痰が分泌され、呼吸が苦しくなります。
季節の変わり目や体調不良時に症状が起こりやすいため、注意が必要です。

漢方薬で喘息の症状を鎮める
漢方医学では、喘息のタイプや咳の性質に応じて適切な処方を選択します。
発作時に効果的な漢方薬
麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)
呼吸困難があり、咳・口渇・発汗を伴う場合に使用

五虎湯(ごことう)
咳がひどく、気道炎症が強い場合に使用

咳の性質に応じた処方
小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
泡状の薄い痰が出る場合に適用

麦門冬湯(ばくもんどうとう)
夜、寝床について温まると咳き込み、痰の切れない場合に使用

苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)
麻黄を含む処方が使えない方に適した代替処方

気管支喘息は大人にも注意が必要です!
アレルギー体質の方や、風邪をひきやすい方は注意が必要です。

西洋医学と漢方の併用が効果的!
気管支喘息の治療において、最も適した方法は西洋医学と東洋医学(漢方)の併用です。
漢方薬で気道炎症を鎮め、体質改善をしながら、西洋薬で発作をコントロールすることで比較的、迅速に改善に向かうことが期待できます。

まとめ
喘息は、気道の炎症や咳の症状がみられる
漢方薬は、症状や咳の状態に応じて処方が異なる
西洋医学と東洋医学を併用でより効果的!
漢方薬は体質に合ってこそ効果を発揮します。
自己判断での服用は避け、必ず専門家に相談して、自分に合った漢方薬を選びましょう。
気管支喘息でお悩みの方は、ぜひ一度漢方治療を検討してみてください!

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。