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帯状疱疹後神経痛のおすすめ漢方
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「帯状疱疹後神経痛のおすすめ漢方」を公開しました!
帯状疱疹後神経痛と漢方治療—痛みを考える自然なアプローチ
帯状疱疹後神経痛は、強い痛みを伴う疾患の中でも、漢方治療が特に効果を発揮する症例の一つです。これは水ぼうそうの原因となるウイルスが神経に潜伏し、免疫力が低下したときに再活性化することで発生します。
帯状疱疹自体は抗ウイルス薬で治る可能性がありますが、皮膚症状が改善した後も、神経痛が残ることがあります。
漢方治療で帯状疱疹後神経痛を考える
帯状疱疹後神経痛は、痛みの性質や体質に応じて適切な漢方薬を選ぶことが重要です。
冷えやむくみを伴う神経痛
麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう)
表面が冷えて、むくみがみられる神経痛に使用

桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)
痛みが強く、冷えで悪化する場合に使用する

痛みが朝や夜に強くなる場合
疎経活血湯(そけいかっけつとう)
朝の起床時や夜間に痛みが強くなる場合に使用

ほてりや冷えが進む場合
五積散(ごしゃくさん)
上半身がほてり、下半身が冷えるタイプの神経痛に使用

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
即効性があり、突然の激しい痛みに効果が期待されます

漢方治療のポイント
神経痛の種類や体質に合わせた処方が重要
冷え・むくみ・痛みを観察して慎重に薬を選ぶ
正しい漢方を使えば比較的早期で改善が期待できる

帯状疱疹後神経痛の治療には、体質に合った漢方薬の選択がです大切です。
自己判断での服用は避け、必ず専門家に相談して正しい処方を受けましょう。
漢方薬は体質に合ってこそ、最初の効果を発揮します!
ご自身の症状に合った漢方薬を見つけるために、ぜひ専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。