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多汗症のおすすめ漢方
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「多汗症のおすすめ漢方」を公開しました!
多汗症の漢方治療—発汗タイプ別のアプローチ
多汗症は体質や発汗のパターンによって、適した治療方法が異なります。
特に漢方医学では、発汗がいつ・どこで起こるのか、どのような体質なのかを重視して、最適な漢方薬を選択します。
多汗症のタイプ別・漢方薬の選び方
🔹実証タイプ(体力がある方)
✅口渇・浮腫・自汗(じかん:自然に出る汗)がある場合
✔越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)
👉体内に熱がこもりやすいタイプの多汗症に適しています。

✅口咳・咳(ぜんそくのような咳)を伴う場合
✔麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)
👉表熱実証タイプの多汗症に使用。

🔹虚証タイプ(体力がない方)
✅悪寒や発熱を伴う場合
✔桂枝湯(けいしとう)
👉表虚証タイプに適しており、風邪をひきやすい方にも。

✅疲労感が強い多汗症
✔補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
👉体力の低下やだるさを伴う方におすすめ。

🔹水分代謝が悪く、むくみやすいタイプ
✅色白・水太り・関節痛がある場合
✔防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
👉水分代謝を整え、多汗を改善する漢方薬。

🔹手のひらの多汗症(手掌多汗)
✅ストレスや自律神経の乱れが関係する場合
✔柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)
✔四逆散加味方(しぎゃくさんかみほう)
👉精神的な影響による手掌の発汗を重視する効果が期待できます。


漢方治療のポイント
✅発汗の時間帯・部位・体質に応じて漢方薬を選ぶ
✅冷え・のぼせ・体力の為の食事を考慮する
✅生活習慣の見直し
多汗症の治療には自己判断ではなく、専門家の診断が重要です。
四診(望診・聞診・問診・切診)が大切で、自分の体質に合った漢方薬を選択しましょう!

漢方薬は体質に合ってこそ、はじめて効果を発揮します!
ご自身の症状に合った漢方薬を見つけるために、ぜひ専門家にご相談ください。
