お知らせ
夜尿症のおすすめ漢方
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「夜尿症のおすすめ漢方」を公開しました!
小児夜尿症の漢方治療—体質に合った選び方
小児夜尿症とは?
小児夜尿症とは、5歳以上の子どもが睡眠中に無意識に排尿してしまう状態をいいます。
成長とともに改善するケースもありますが、漢方薬を活用することで、よりスムーズに改善できる場合があります。
夜尿症の漢方薬—タイプ別の選び方
腎の機能が未熟なタイプ(腎虚)
成長の過程で腎のエネルギーが不足しやすい場合
六味丸(ろくみがん)
腎虚を補い、夜尿症の改善をサポートします。

のぼせ・寝ぼけがあるタイプ
寝ている間に寝ぼけることが多く、のぼせやすい子ども
桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
神経のバランスを整え、寝ぼけや不安を軽減します。

神経症状・めまい・ヘルプがあるタイプ
夜尿だけでなく、めまいや適度、神経過敏な傾向がある場合
苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
水分代謝を整える、水毒(体内の余裕)水分代謝を整え、水毒(体内の余裕な水分)の改善に役立ちます。

冷え・虚弱体質・腹痛があるタイプ
冷え性で、疲れやすく、胃腸も弱い子ども
小建中湯(しょうけんちゅうとう)
体を温めサポート、消化機能を高めることで夜尿症の改善を。

水分をたくさん摂り、汗をかきやすいタイプ
のどが渇きやすく、水分を多く摂取し、夜間の排尿回数が少ない場合
五苓散(ごれいさん)
控えめな水分を排出し、水分代謝を整えます。

漢方治療のポイント
体質(腎虚・水毒・冷えなど)に応じた漢方薬を選ぶ
冷えや生活習慣の改善も併せて行う
焦らず、子どもの成長を見守る

夜尿症の改善には、漢方薬の正しい選択が重要です。
ただし、自己判断での服用は避け、必ず漢方の専門家にご相談ください。
漢方薬は体質に合ってこそ、最初の効果を発揮します!
ご自分に合った漢方薬を見つけてください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。