お知らせ
チック症・トゥレット症のおすすめ漢方
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「チック症・トゥレット症のおすすめ漢方」を公開しました!
【漢方で向き合う】チック症・トゥレット症のアプローチ
チック症・トゥレット症は、本人の意思では止められない運動や音声の繰り返しが見られる神経発達症です。
特に小児期の5〜9歳ごろに発症しやすく、男の子の発症率は女の子の約3倍とも言われています。
チック症・トゥレット症の主な症状
- 【運動チック】首を振る、目をパチパチさせる、顔をしかめるなど
- 【音声シック】咳払い、鼻を吐く、声を発するなど
症状は一時的なものから、トゥレット症候群のように1年以上持続する重度のケースまで様々です。
原因は「ストレス」が大きく関わっている
チックの主な原因は、心理的ストレスや不安、過敏な性格傾向です。
プレッシャーに弱く、緊張しやすい性格の方に発症しやすく、家族環境や学校での生活などにも影響します。
漢方でのアプローチ:「肝は筋を主どる」
東洋医学では、筋肉や神経の動きは「肝」と関係が深いとされ、肝の不調が筋肉の緊張やけいれんとして現れていると考えられています。
そのため、筋肉の緊張をゆるめ、自律神経のバランスを整える漢方薬が処方されます。
チック症・トゥレット症に用いられる代表的な漢方薬
◎抑肝散(よくかんさん)
イライラ、不眠、興奮しやすさなどを心がけます。筋緊張をゆるめる効果。
◎ 抑肝散加陳皮半夏
胃腸が弱く、吐き気や胸のつかえ感がある方に。精神の落ち着きもサポート。
◎柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)
体力が中等度で、ストレスによる症状が出やすい方におすすめ。
◎四逆散(しぎゃくさん)
感情の抑圧や気の滞りからくる症状を考える効果あり。
◎半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
緊張しやすく喉に違和感を感じやすい方、不安感が強い方に用いられます。
西洋医学との併用も可能
漢方薬は、西洋医学で効果が出にくい場合や副作用が心配な方にとって、有効な補完療法となることが多くあります。
特に初期の段階での対応や、再発防止、体質改善を目的とした長期ケアに適しています。
最後に:体質に合った処方が見つかる!
漢方薬は「誰にでも同じものが効く」ではありません。
その人の体質・症状・生活環境に合わせて最適な処方を捉えることが重要です。
漢方薬は、体質に合って、はじめて効果を発揮します。
お子様やご自身のチック症状にお悩みの方は、
ぜひ漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。