電話でもお気軽にご相談ください 092-724-7061 営業時間9:00~20:00

お知らせ

後縦靭帯骨化症のおすすめ漢方

「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「後縦靭帯骨化症のおすすめ漢方」を公開しました!

後縦靭帯骨化症と漢方治療の可能性

後縦靭帯骨化症は、脊椎の前面を走る靭帯が骨のように硬くなり、脊髄や神経を圧迫してしまう病気です。特に日本人男性、そして50歳以上の方に多く見られ、手足のしびれや歩行障害といった神経症状を引き起こします。

なぜ発症するのか?

この病気の原因には、遺伝的な要因のほか、近年の**食生活の欧米化(海藻類・魚の摂取減少)**や、デスクワークの増加による首への負担も関係していると考えられています。

西洋医学での治療

通常、鎮痛薬やビタミンB12製剤、リハビリテーションが行われます。症状が進行して日常生活に支障が出る場合は、脊髄の圧迫を取り除く手術も選択肢になります。

漢方によるアプローチ

漢方では、全身のバランスを整えながら症状の改善を目指します。具体的には、以下のような目的に応じた漢方薬が使われます:

  • 血流を改善する処方:疎経活血湯
  • ミネラルバランスの調整:越婢加朮湯、防已黄耆湯
  • 炎症を抑える処方:桂枝加朮附湯
  • 筋肉のこわばりを和らげる処方:芍薬甘草湯、薏苡仁湯

これらの漢方薬は、単独で使う場合もあれば、体質や症状に応じて組み合わせて処方されることもあります。

漢方薬の選択は専門家と一緒に

ただし、漢方薬は誰にでも同じ処方が合うわけではありません。その方の体質や生活習慣、症状の現れ方に応じて最適な処方を決定する必要があります。


漢方薬は体質に合って、はじめて効果を発揮します。

後縦靭帯骨化症による不快な症状にお悩みの方は、漢方の専門家にぜひ一度ご相談ください。体質に合わせた漢方治療で、根本からの改善を目指しましょう。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 西 智彦(臨床歴20年)

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー 
西 智彦(臨床歴20年)

鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。

この著者の記事一覧へ