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梨状筋症候群のおすすめ漢方
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「梨状筋症候群のおすすめ漢方」を公開しました!
【坐骨神経痛の原因に潜む「梨状筋症候群」と漢方治療の可能性】

坐骨神経痛の原因のひとつとして知られる「梨状筋症候群」。
この症状は、お尻の深部にある梨状筋が坐骨神経を圧迫・刺激することにより、しびれや痛みが生じる疾患です。

梨状筋症候群の主な原因とタイプ
梨状筋症候群は、大きく2つのタイプに分けられます。
- 運動によるもの:ランニングやジャンプなどを繰り返すスポーツ選手に多く見られるタイプです。
- 運動不足によるもの:デスクワークや長時間の運転により臀部が圧迫され、血流が悪化して起こるタイプです。
主な症状
- 座っていると足がしびれてくる
- 立ち上がるときに痛みが走る
- 歩くとお尻から脚にかけて痛む
これらの症状は、日常生活に支障をきたすことが多く、早めの対処が求められます。

漢方による梨状筋症候群の治療アプローチ
漢方医学では、症状の出方や体質を考慮して薬を選びます。
- 運動時に悪化するタイプ:筋肉を柔らかくする漢方薬や炎症を抑える漢方薬を使用
- 安静時に症状が出るタイプ:血流を改善する漢方薬が中心
主に使用される漢方薬
- 六味丸(ろくみがん)
- 八味地黄丸(はちみじおうがん)
- 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
- 桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)
- 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
- 麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう)
- 疎経活血湯(そけいかっけつとう)







これらの処方は、坐骨神経痛全体にも応用される漢方薬であり、梨状筋症候群にも効果的とされています。

まとめ
漢方薬は、単に痛みを抑えるだけではなく、体の根本から体質改善を図ることができます。
痛みの頻度や強さが徐々に和らぎ、再発の予防にもつながる点が大きな魅力です。
漢方薬は体質に合って、はじめて効果を発揮します。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか、ぜひ漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。