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脊柱側弯症のおすすめ漢方
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「脊柱側弯症のおすすめ漢方」を公開しました!
【漢方でケアする脊柱側弯症】思春期や高齢者に多い背骨の歪みに対するアプローチ
脊柱側弯症とは、背骨が左右に曲がり、ねじれを伴う状態を指します。特に思春期の女性に多く見られるこの症状は、姿勢の歪みだけでなく、様々な体調不良の引き金になることもあります。

■ 脊柱側弯症の主な症状と原因
症状としては、
- 背部や腰部の痛み
- 神経の圧迫によるしびれ
- 呼吸困難
などがあり、進行すると日常生活に支障をきたす場合もあります。

脊柱側弯症には以下のような種類があります:
- 特発性側弯症(全体の8割を占める)
- 先天性側弯症
- 症候性側弯症
- 麻痺性側弯症
加齢によって起こる腰椎変性側弯症では、脊柱管狭窄症を併発するケースも多く見られます。

■ 漢方でのアプローチ:筋肉の緊張と血流の改善
漢方治療では、筋肉の硬直を主な原因と捉え、それを緩和する処方を中心に用います。以下のような漢方薬が用いられます:
- 六味丸
- 芍薬甘草湯
- 抑肝散
- 抑肝散加陳皮半夏
- 防已黄耆湯
- 麻杏薏甘湯
- 柴胡桂枝湯







ブロック注射などの対症療法とは異なり、漢方は体質改善を目的とした根本治療を重視しています。そのため再発率が低く、副作用も少ないのが特徴です。

■ 症状の変化と体質への働きかけ
漢方薬を継続的に服用することで、
- 痛みの感じる時間が短くなる
- 痛みの頻度が減る
といった改善が徐々に見られていきます。

漢方薬は体質に合って、はじめて効果を発揮します。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか、ぜひ漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。