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胸郭出口症候群のおすすめ漢方
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「胸郭出口症候群のおすすめ漢方」を公開しました!
胸郭出口症候群とは? 〜漢方による改善アプローチ〜
胸郭出口症候群は、腕や手指に向かう末梢神経「腕神経叢」と血管が圧迫されることで起こる病気です。
この病気は、鎖骨や第一肋骨、斜角筋が作るすき間である「胸郭出口」で神経や血管が圧迫されることで発症します。

胸郭出口症候群が起こる原因
主に20代から60代の女性に多く見られ、
デスクワークやスマートフォンの使用、ストレスなどが誘因となります。
特に猫背やなで肩の方に多く、鎖骨が下に押し下げられることで神経や筋肉が圧迫されやすくなるためです。

主な症状
- 手指や腕のしびれや痛み
- 首や肩の痛み
これらは、腕神経叢や鎖骨下動脈の圧迫によって引き起こされます。

漢方による治療法
症状のパターンによって、使う漢方薬を使い分けます。
①動いている時に痛みが強い場合
神経や骨、筋肉の炎症を抑える漢方薬を使用します。

②じっとしている時に痛みが強い場合
血流を改善する漢方薬を選びます。

主に使用される漢方薬
- 薏苡仁湯(よくいにんとう)
- 桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)
- 葛根湯(かっこんとう)
- 疎経活血湯(そけいかっけつとう)
- 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
- 二朮湯(にじゅつとう)
- 五積散(ごしゃくさん)






まとめ
漢方薬による治療は、痛みの感じる時間が短くなったり、痛みの頻度が減ったりするなど、徐々に改善が見られます。
また、体質改善を目指すため、根本的な回復も期待できます。

ただし、漢方薬は体質に合って、はじめて効果を発揮します。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか、ぜひ漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。