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へバーデン結節・ブシャール結節のおすすめ漢方
「西漢方薬店 漢方チャンネル」に「へバーデン結節・ブシャール結節のおすすめ漢方」を公開しました!
へバーデン結節・ブシャール結節とは?
40歳代以降の女性に多く見られる「へバーデン結節」と「ブシャール結節」は、変形性関節症の一種です。
日本では推定300万人以上が罹患していると言われ、深刻な悩みとなっています。

主な原因と症状
この疾患の主な原因はホルモンバランスの乱れとされており、特に更年期前後の女性に多く見られます。
症状としては、
- 指の関節の腫れ
- 痛み
- 関節の変形
が特徴的で、特に人差し指から小指にかけて発症しやすい傾向があります。

- へバーデン結節は第1関節(DIP関節)
- ブシャール結節は第2関節(PIP関節)
に起こり、指の動きを著しく制限してしまうこともあります。

漢方薬による治療
漢方治療では、
- 関節の痛みを取る漢方薬
- 神経の痛みを和らげる漢方薬
を中心に症状に合わせて処方を選択します。
また、腫れが強い場合には炎症を抑える漢方薬を追加することで、より効果的な改善が期待できます。

使用される代表的な漢方薬
- 桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)
- 麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう)
- 越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)
- 薏苡仁湯(よくいにんとう)
- 桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)
- 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)






早期発見・早期治療の重要性
腫れや痛みが出た初期段階での治療が非常に重要です。
この段階で治療を開始することで、将来的な関節の変形を防ぐ可能性が高まります。

漢方薬は体質に合って、はじめて効果を発揮します。
自分の症状にどのような漢方薬が合っているか、ぜひ漢方の専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

西漢方薬店 漢方処方アドバイザー
西 智彦(臨床歴20年)
鍼灸師、マッサージ師の国家資格と医薬品登録販売者の資格を持ち、学術発表症例発表実績として第24回経絡治療学会学術大会東京大会『肝虚寒証の症例腰痛症』等、また伝統漢方研究会会員論文集の学術論文からメディア取材まで幅広い実績もあります。
どうぞお一人で悩まずに、気軽にご相談ください。